金子一平の発言 (本会議)
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○国務大臣(金子一平君) 上田さんの御質問の第一点、導入時の物価上昇によって貯蓄が目減りするじゃないかという点につきましては、まさにそのとおりだと思います。利率の半分ぐらいの物価上昇が起こりますが、それは一時的なものとお考えいただきたいのでございます。それはたとえば利子・配当の総合課税によって資産課税の重課をいたしましたならば貯蓄の目減りをいたします。同じことでございまして、基本的な変わりはございません。ただ、私どもの一番恐れておりまするのは、今日のような大量の国債発行を今後も続けますると、それこそ財政インフレの大きな要因になりますから、それをぜひひとつこの際回避することを考えなきゃいかぬという点でございます。
それから第二点の、低所得者ほど負担が大きいじゃないかという点でございますが、これは食料品を非課税にすることによりまして相当緩和できるものと考えております。
また、逆進性があるかどうかというようなことは、一般消費税だけで考えないで、歳出の面で社会保障の費用がどの程度その方面に流れておるかという財政全体で御判断いただきたい、かように考えるわけでございます。
それからまた第三点の、零細企業が困るじゃないかという点でございますが、これはやり方によっていろいろ考えられるのでありまして、たとえば政府税制調査会の案では、年間売り上げ二千万円以上の零細企業者につきましては納税義務を課さないというようなことを考えておりますし、あるいはまた、四千万円以下の売り上げの中小事業者につきましては税額を軽減するような措置を講じたらどうかという提言も出ておりますので、こういった点で大企業に比べて中小零細企業が非常にいじめられるというようなことは十分私どもは防止できると考えておる次第でございます。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣橋本龍太郎君登壇、拍手〕