山下元利の発言 (本会議)

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○国務大臣(山下元利君) お答え申し上げます。
 防衛白書につきましては、総理大臣、外務大臣からすでに御答弁がございましたが、これは防衛庁といたしましては最近の国際軍事情勢とわが国周辺の軍事動向等を冷静に客観的に分析したものでございまして、ただいますでにお述べになりましたようにソ連との友好関係を発展させる外交とは何ら矛盾するものでないと考えております。したがいまして、防衛白書の記述、表現を改める必要はないものと考えておる次第でございます。
 次に、私は七月に韓国を訪問いたしましたが、これは一番近い隣国であります韓国との相互理解の増進を図るためのものでございまして、また、八月の米国訪問は、これはアメリカの国防長官との定期協議が目的でございまして、それぞれそういう目的で参りましたわけでありまして、御指摘のような三国の軍事提携とかあるいは秘密協定などというようなことは全くございませんので、その点は御理解を賜りたいと思います。
 なお、沖繩において行われました米軍の演習の目的は、水陸両用船上陸演習を通じまして第七艦隊の海軍及び海兵隊の部隊並びに指揮官、幕僚を演練することにあると承知いたしております。本演習は特定の地域での紛争を予想して行ったものではございません。そのように御理解を賜りたいと思います。
 なお、この演習に自衛隊関係者が参加したじゃないかということでございますが、これは繰り返し御答弁申し上げておりますとおりに、米側からの招待を受けてこの演習を見学しただけでございます。ただ、尉官クラスの者は、その第一線指揮官の指揮ぶりをつぶさに把握するために、ヘルメットに「見学者」と明示した上で迷彩服を着用してともに移動したものでございまして、その自衛隊関係者らが演習の無線交信を担当したじゃないかということでございますが、そういう事実は全くございません。
 なお、有事法制の研究につきましては、これは昨年九月の統一見解で政府が示しました考え方に基づいて行っているところでございます。現在、防衛庁所管の法令を中心といたしまして、その他の関係法令につきましても、自衛隊の行動にかかわる事項について有事の際不備があるかどうか、慎重に検討を進めているところでございます。
 なお、石油の問題についてお答え申し上げます。
 防衛庁といたしましては、有事に備える目的でございますが、平素から石油を貯蔵することは御理解を賜れると思う次第でございますが、防衛庁といたしましては省エネルギー・省資源対策推進会議の決定に従いまして各種の節約措置を厳重に励行するほか、教育訓練用の燃料につきましても可能な限りの節約に努めている次第でございます。
 以上でございます。(拍手)
   〔国務大臣三原朝雄君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 山下元利

speaker_id: 996

日付: 1979-09-07

院: 参議院

会議名: 本会議