中村重光の発言 (予算委員会第五分科会)

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○中村(重)分科員 長崎県の対馬を中心して、もちろん対馬だけではなくて、韓国の底びき漁船の領海侵犯、あるいは公海上において、何しろ底びきは夜の操業なもので、わが方は昼だということで、シイラづけというのが対馬では中心的な漁業になっております。イカがつれる。それが浮きを切られるんですね。その損害というのが大変大きいのですが、漁具の被害だけでもって二千三百万円ぐらいいかれる。それで漁業ができないんですよ。年間一億六千万ぐらいやられる。ところが、これに対する補償措置というのは、韓国との交渉をやるのですけれども、政府同士の交渉ではなくて、大日本水産会、向こうは大韓民国漁業協同組合中央会。もうさっぱりわからないんですね。夜、切るものですから、加害者の確認ができない。それで結局どうにもならないで、弱い零細漁民は泣き寝入りというのが今日までの現状なんです。もちろん、海上保安庁の巡視艇であるとか水産庁の監視船というのが、最近は監視も増強しておられて、そういう事態に至らないように誠意を持ってやっておられるということは、私は評価したいと思うのです。しかしそれにもかかわらず、やってくるんですね。今度は、上対馬というところがあるのですが、ここの方にこれからまた底びき船がやってくる。アマダイの漁獲期に入ってくる。そこでまたやられることは、これは例年のことで、はっきりしているわけです。これは対策をなお一層講じてもらいたい。同時に、いま申し上げたような状況ですから、やはり政府も積極的に、そういう事態に立ち至らないようにすることと、それから被害に対する補償の問題、また国内的には、全くこちらは被害者なんですから、零細漁民ですので、これに対する補助であるとか低利長期の融資であるとかいう助成措置を講じてやられる必要があるだろう、こう私は思います。それらの点に対して、時間がございませんから簡潔に、今後の対策についてひとつお答えをいただきたい。

発言情報

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発言者: 中村重光

speaker_id: 11717

日付: 1980-03-06

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第五分科会