広瀬秀吉の発言 (議院運営委員会)
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○広瀬委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、航空機輸入に関する調査特別委員会の設置を求める立場で意見を申し述べます。
その一つは、かつて昭和五十一年に、航空機輸入に関する調査特別委員会は、当時はロッキード問題に関する調査特別委員会という形で設置をされたわけでありますが、これは国会全体を揺るがすような、当時国民に非常なショックを与えた問題であり、議長あっせんの段階、そして議長裁定というような形において決着が図られ、その結果、国会の決議もあり、そういうものを踏まえた上で設置をされたという、他の特別委員会に例を見ないような重要性を持ったものとして設置されたという、そういう歴史的経過を与党の諸君は全く無視しているという点は、まことに遺憾であると申さざるを得ません。これが復活設置を求める第一の理由であります。
第二の問題は、もう国会の役割りは終わったと言いますが、与党の諸君は、裁判が進行している、もうすでに部分的には判決の出た問題もあると言われておりますが、いわゆる刑事事件としての問題をわれわれは討議をし議論をするのではなくて、憲法に基づく国会に与えられた非常に重要な国政調査権の一環として、政治的、道義的な立場においてその真相を解明し、その責任を追及をする、これはまさに国民の求める重大な問題であり、国民の期待はいまなお裁判の進行とともに、国会一体何しているのかという、そういう声すら大きく上がっている。このような段階でこれの設置に応じないという態度は、まさに憲法を軽視する立場でしかない、このように思わざるを得ません。
さらにまた、この特別委員会が設置されなくなった後においても、新たなる疑惑が発生をいたしておるという問題もあり、またわれわれが要求し続けてまいりました証人喚問等にも全く応じないというような立場をずっととってこられて、なるほど設置の最終段階において委員会が開かれなかったというようなことはありますが、これはまさに与党の諸君が開かないことをもって対抗をするという、そういうことであって、みずから原因をつくっておきながら、それを逆手にとって、開けないんだからもう終わったんだということは、まさに白を黒と言いくるめるようなものでしかない、こういうように言わざるを得ないわけであります。
したがって、国民は、いま裁判の進行に伴って一層疑惑が深まり、国会にこの問題のより一層の国政調査権に基づく、政治家の政治的、道義的責任を明らかにする意味において、真相の解明を強く求めておる、これが現段階であろうと思うわけであります。まさにそのような立場から言うならば、自民党のそういう設置しないという態度は、議会制民主政治に逆らうものである、こう断ぜざるを得ないわけであります。
そういう立場において、私は自民党の猛省を強く促し、再考を促し、これを再び設置する日の近からんことを心から国民とともに期待をして、私の意見表明にさせていただきます。(拍手)