栗林卓司の発言 (議院運営委員会)
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○栗林卓司君 私は、航空機輸入調査特別委員会を継続して設置する問題について、民社党・国民連合を代表して設置を要求する意見を述べます。
航空機輸入調査特別委員会そのものについて言えば、私は必ずしも賛成ではありません。本来、政治汚職はあってはならない問題であります。しかし、現実には、残念ながら広範多岐な分野にわたって存在する可能性があると言わなければなりません。航空機輸入に関する問題にとどまらないのであります。特に、日本・韓国、日本・インドネシアの関係にかかわる汚職問題は、その存在がささやかれながら、いまだ全く解明されておりません。したがって、まさしくいま必要なものは、鈴木総理が熱意を燃やしておられる倫理委員会であるのかもしれません。そしてこの方向について各党に異論があろうとは思われません。しかし、それがなぜ航空機輸入調査特別委員会になったかと言えば、一つにはロッキード事件の衝撃、二つには米国証券取引委員会からもたらされた情報がきわめて具体的であったことであります。それはやむを得ない面が大きかったとは思いますが、しかし、問題解明の範囲を航空機の輸入に限っていることは決して妥当なものとは言えませんし、早急に見直す必要があったと言わなければなりません。
この意味で、鈴木総理の倫理委員会設置の提唱は評価に値すると思います。しかも、総理すなわち自民党総裁の提唱でありますから自民党側に問題があるはずはありません。問題は野党がどのような態度をとるかであります。しかるに、その自民党が、野党がどのような態度をとるかについて一回の打診もなしに、しかも片方では航空機輸入調査特別委員会を廃止をする態度をとっているのはどういうことでありましょうか。しかも同委員会は偽証問題について案件は持ち越しになっており、いまだに結論が出ていないのであります。いま廃止する理由は全くありません。しかし、民社党・国民連合としては、仮に廃止されたとしても、決算委員会もあれば、運輸委員会、法務委員会があります。そして、これら委員会の委員長は野党が握っております。この点が衆参の大きな違いであります。
衆議院は知らず、参議院自民党としては、委員長を自民党が握っている航空機輸入調査特別委員会を存続させておいた方がよかったのではありますまいか、老婆心ながら申し上げておきたいと思います。
以上、私は委員会の設置を要求し、廃止に反対の意見を申し上げてまいりましたが、航空機輸入調査特別委員会の存否にかかわらず、政治倫理の確立のためにあらゆる局面において闘うことを表明して意見表明を終わります。