桜井新の発言 (建設委員会)

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○桜井委員 私は具体的なことを申し上げるつもりはございません。一般論として申し上げているのです。しかし、一般論できょうあなたが答弁したようなことが守られるように、問題が起きてからいや実は済みませんでしたなんという話にならないように、この点はひとつ頼みます。
 さて、脱線はそれくらいにしまして本論に返らしていただきますが、先ほど来ずっと説明を聞いておりますと、今度の五カ年計画の実施ということについては、いまこの厳しい財政見通しの中では私は非常にむずかしいと思っているのです。しかし、国民のこのことに対する期待は非常に大きいのであります。いま資料をちょっと見せていただいたのでありますが、戦後の災害による死亡者の数というのは非常に多かった。ところが、三十五、六年ごろからいわゆる治水対策、それから防災対策、そういったものがかなり行き届いてきたと見えて、不思議なくらい急速に死亡者、行方不明者の数が減っているわけですね。そういうことからしてもわかるように、国民は、後追い行政と言われる治山治水、これに対する期待、もっと早くやってくれという希望が非常に大きいわけでありますから、これはぜひ真剣に取り組んでいただきたいと思うのです。私ども与党自由民主党としても、ただ大蔵が悪いのだ、総理が悪いのだということだけではならぬということで、いま財源の洗い直し等をしている。この間、一兆円減税のときに出てまいりました補助貨幣回収準備資金あるいは国債整理基金特別会計、外国為替特別会計その他もろもろの財源等は、どうせ一時的なものかもわからぬけれども、この際だから徹底的に活用できるものはする。そうした中で、なお足りないものは歳出を削減するとか増税をするかしかないわけであります。
 そういう中で、財政見通しは非常に厳しいと私は思っておりますので、かねてから地方債として活用されております自然災害防止債の活用だとか、そればかりではなくて、いま自由民主党の中で防災国債のことで議論をしておるわけであります。ようやく小委員会から調査会まで上がって、調査会ではこれはぜひ関係機関に働きかけようというところまで来たのですが、これはいまあなた方の立場でははっきりしたことは言えないかもわからぬけれども、この際だから時限立法でも構わない、やはり財政法の活用ということは本気になって取り組むべきだと思うのです。そして水事業、水資源開発のことについては先ほど説明をお伺いしたわけでありますが、目標が達成されたとしても不足分がまだ三十五億トンですか、ある、こういうことでありますから、そういう点から考えても、水源涵養とか治山治水という問題は非常に重要な問題だと思う。
 それから、下流でそれを利用する立場の人たちは、多少水利用税というようなものを取られてもいいから水源だけは確保してくれということをわれわれに言うのですよ。そういうムードが出始めてきているわけです。だからこの際、そういった水利用税の創設というようなことについても前向きに検討すべき時期だろう。もちろん私ども与党自由民主党としてはこれを推進するように努力をしてまいるつもりでありますが、これらの財源見通し等について、あるいはその活用等について、どんなお考えをしているか、ちょっと聞かせてください。

発言情報

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発言者: 桜井新

speaker_id: 28320

日付: 1982-05-12

院: 衆議院

会議名: 建設委員会