桜井新の発言 (建設委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○桜井委員 最後に大臣にお聞きをいたしますが、いまお聞きのとおりであります。それで、私どもがいま当たっている感触から言うと、大蔵省の補正予算に対する態度はかなり厳しいものだと思うのですよ。これは、大臣は私ら以上におわかりのはずでありますが、かなり厳しいものだと思うのであります。ただ、私は、この補正予算が景気にどれくらい影響するか、そして税収にどれくらい貢献するかなんという問題だけではないと思うのです。三大都市圏を初めとした工業立地の地域は結構でありますが、そういった産業のない地域、いわゆる地方ですね。特に農村はいま非常にひどい状態なんです。ただでさえ減反を強いられておる。そして日本経済は、発展過程ではいつもそうなんでありますが、発展したり後退するときに、いつも労働人口は合理化合理化で切っていく。一番先に切るのは、孫請、下請という順番に切っていくわけですよ。そういうものは全部地方から行っているわけですね。そういうのが切られる。そしてそのうちに、また自分の中でもなお耐えられなければ首切りをやる、こういうことになる。首を切られた連中は行くところがないからみんな地方に帰ってくるわけです。そういうところへもってきて今度は農産物自由化問題で、牛肉の自由化をするなんと言うものだから思惑で一遍に下がっちゃって、農村ではいま自殺者まで出ているような状況なんです。それはもちろん定職があれば一番いいけれども、そういうわけにはなかなかいかないわけですが、そういう疲弊した農村を救うには、昔から言われておるいわゆる救農土木事業的な発想で、公共事業でもばらまいてもらうしかないわけですよ。だから、単に財政再建がどうこうなんという問題ではない。事人命にかかわる大変な問題だと思うので、私はそういう意味で、自由民主党としてもどんなことがあったって補正予算は組ませなければならぬ、こう思っておるのですが、大臣の覚悟のほどをひとつ聞かせてください。

発言情報

speech_id: 109604149X01219820512_029

発言者: 桜井新

speaker_id: 28320

日付: 1982-05-12

院: 衆議院

会議名: 建設委員会