高岡敬展の発言 (エネルギー対策特別委員会)
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○政府委員(高岡敬展君) ただいま御指摘がございましたように、現在のところ非常に有望であると申しますか、近い将来いわゆるエネルギーの生産技術として物になりそうだということではトカマク方式というのが評価をされておるわけでございますが、金額の面でも、先ほど申し上げましたようにこれに重点的に研究投資をしておるということでございます。
そのほかに、たとえば大阪大学で進められておりますレーザーによる核融合でございますとか、あるいは名古屋大学のプラズマ研究所で行われておりますステラレーター方式でありますとか、あるいは京都大学でやっておられますヘリオトロンでありますとか、あるいは先ほど申し上げました電総研のピンチ方式だとか、あるいは筑波大学のミラー方式、こういったふうに各種の方式が考えられておるわけでございます。
トカマク以外の方式につきましては、まだ装置をつくるのに非常に多額のお金を要するというような点はありますけれども、科学的あるいは技術的な観点から見ますと基礎的な研究の段階である、こういう状況でございます。
でございますので、たとえばこういったものの研究の調整というのをどうしたらいいのか、特に先ほど申し上げましたように大学におきます活動といいますか研究がかなりなウエートを占めております関係で、大学の自治との関係をどう考えたらいいのかという非常にむずかしい問題があったわけでございますが、原子力委員会に核融合会議というのを下部組織として設けております。これには大学の関係の、先ほど申し上げましたようないろいろな装置を使って研究をされておる第一線の研究者、権威者が参加をしてもらっております。でございますから、この原子力委員会の核融合会議という場で原子力研究所、国立の試験研究機関と大学の研究活動との調整が行われておる、こういう状況でございます。
将来の問題でございますが、JT60というような大きな臨界実験装置といった段階にスケールアップして、たとえばヘリオトロンでありますとかあるいはステラレーターでありますとかあるいはピンチ方式というようなものが試験を要するというようなことになりますと、その段階におきましては、現在われわれが行っております以上の十分なといいますか、かなり厳密な計画の調整、予算その他の調整というものが必要ではないか、こういうふうに考えております。
いずれにいたしましても、核融合の研究が原子力研究所あるいは国立の試験研究機関だけではなくて、大学におきます計画を含めまして非常に急速に拡大といいますか、をいたしておりますので、御指摘のような研究の調整ということが今後非常に重要だという認識を持って、計画の調整を原子力委員会で行っておられるという状況でございます。