鈴木善幸の発言 (本会議)
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○国務大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。
まず、減税審議に関するお尋ねでありますが、私は衆議院議長見解を文字どおりに受け取っておりまして、この問題は今後、予算成立後直ちに設けられることとされている衆議院大蔵委員会小委員会で、中長期的な観点に立って所得税減税を行う場合における税制の改正並びに適切な財源等について検討されることとなるものと理解しており、その結果は参議院においても御審議がなされるものであり、参議院軽視との御批判は当たらないと思います。
なお、昭和五十七年度予算は、今日の厳しい状況のもとできめ細かい配慮を行い、全体としてバランスのとれた最善のものであると確信しており、共産党の組み替え案を受け入れることは全く考えておりません。
退職給与引当金などの引当金制度は、法人の課税所得を合理的に計算するために設けられているものであり、この制度自体を企業優遇の租税特別措置と考えることは適当ではないと思いますが、その繰入率などにつきましては実態から遊離したものとならないよう今後とも検討を続けてまいります。
また、租税特別措置につきましては、今後とも社会経済情勢の変化に対応して必要な見直しを行っていく考えであります。
グリーンカードの問題でありますが、いろいろと議論がなされておりますが、昭和五十五年三月の所得税法の改正によりまして、利子配当課税についての税の公平という見地からこの制度が決定されておりますので、政府としてはこれを実施する方針でございます。なお、この制度が国民に無用の不安や誤解を与えることのないよう、正しい理解を深める努力を重ねてまいりたいと存じます。
以上お答え申し上げましたが、残余の点につきましては所管大臣から答弁をいたします。(拍手)
〔国務大臣渡辺美智雄君登壇、拍手〕