林義郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(林義郎君) 私に対する種々の御質問がございましたが、まず第一に、共済年金と厚生年金制度との整合性について考慮すべきではないか、また年金制度の改革構想はどのようなものかというのが第一の御質問だと考えております。
 この問題につきましては、高齢化社会の到来に備え、長期的に安定した年金制度の確立を図るためには、将来の一元化を展望しつつ制度全般の見直しが必要だと考えておりますし、このため政府といたしましては、昨年九月及び本年五月の閣議決定に基づき、昭和五十九年から六十一年にかけて国民年金、厚生年金等の関係整理を図るとともに、これに沿って共済年金についても関係整理を図ることとしておりまして、これにより、両制度の整合性を図っていく所存でございます。また、公的年金制度改革の将来構想につきましては、閣議決定に基づき、昭和七十年を目途に公的年金制度全体の一元化を完了させるという基本方針のもとに、現在、鋭意検討中でございます。
 次に、援護法との関係及び今後の厚生年金適用者に対する企業年金のあり方について御質問がございましたが、これにつきましては総理から御答弁がございましたし、同じでございますから省略をさせていただきます。
 第三番目に、公的年金制度が一元化された場合における健康保険制度のあり方についての基本方針を問うという御質問がございました。
 今後における医療保険制度のあり方につきましては、高齢化社会に向けて中長期の観点に立って、医療費と負担能力の動向、給付と負担の両面にわたる社会的公平に留意しつつ、その改革に真剣に取り組む所存でございます。今回の医療保険制度の改革案は、このような考え方に立って、退職者医療制度の創設や被用者保険本人の給付割合の改定などを行うものでございまして、厚生省といたしましては最善と考える提案をしたものであり、今後各方面の御意見を十分に聞いて、国民の納得の得られるような成案を得ることといたしたいと考えております。
 次に、給付水準と負担のあり方、女性の年金権の確保、厚生年金への国庫負担の特例の解消、年金行政組織の一元化等の課題が山積しているが、これを踏まえた年金制度の改革の方針及び改革に際しての公平性の確保について私の見解を問うという御質問がございました。
 給付水準と負担のあり方、女性の年金権の確保につきましては、公平性の確保等の観点から、公的年金制度全体の見直しの中で的確に対処してまいりたいと考えております。
 厚生年金の国庫負担の繰り入れの特例措置につきましては、特例適用期間後は本則に戻ることは国会の場で答弁してきたとおりでございます。
 また、年金行政組織の一元化につきましては、年金制度の一元化を展望した制度全体の見直しを行っていく中での課題だというふうに考えております。(拍手)
   〔国務大臣長谷川峻君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 110015254X00719831007_017

発言者: 林義郎

speaker_id: 33770

日付: 1983-10-07

院: 参議院

会議名: 本会議