竹下登の発言 (本会議)

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○国務大臣(竹下登君) 私に対する御質問、いわゆる増税なき財政再建という理念、これらから考えた場合の税調の中期答申なり今後の考え方についてのお尋ねであったと理解をいたします。
 今回の中期答申はまさに税制調査会の答申でありますが、第一に、財政改革を進めるに当たってはまず徹底した経費の節減合理化による歳出の抑制に努むべきである、その際は、まさに制度、施策の基本にまで立ち返った歳出構造の抜本的見直しが必要であるという要請がまずされております。そして歳入面になりますと、社会経済情勢の変化に対応して絶えず見直しを行い、税制をより公平かつ経済に中立的なものとして努めるべきである、こういう基本認識のもとで、個別税目について今後の検討の方向を示されております。これはきわめて私は基本的な考え方であり、常識的なものであると思います。
 こうした答申の考え方は、したがいまして増税なき財政再建という基本理念のもとに、安易に増税を念頭に置いてはならぬ、まず行財政の守備範囲を見直すべきだという私どもの考え方と基本的に相通ずるものである、このように考えております。
 なお、中期答申は、中長期的観点から見た税制のあり方につきまして定性的な指針を示された、言ってみれば税制哲学と、こういうことが明瞭にされておるというふうに認識すべきであると考えております。したがって、来年度の問題につきましてはいま具体的なことを申し上げる段階には、税調審議等に予見を与えることになるわけでございますけれども、少なくとも増税なき財政再建を基本理念とし、いわゆる一般消費税(仮称)、このような手法はとらないということはかねて政府が申し上げておるところであります。
 以上でお答えを終わります。(拍手)
   〔国務大臣山本幸雄君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 110015254X00819831118_019

発言者: 竹下登

speaker_id: 22013

日付: 1983-11-18

院: 参議院

会議名: 本会議