安恒良一の発言 (運輸委員会)
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○安恒良一君 どうも相変わらずわからぬ。というのは、旅行の安全ということについては、これは出先機関があるところは知れていますから、それ以外のところは全部在外公館がやっているんですよ、日本人があちこち行くんですから。いただいている、おたくの出先というのはこれだけしかないんです。それ以外のところは全部在外公館が責任を持ってやっているわけです。しかも、治安は今おっしゃったとおり、私も世界じゅう歩き回りましたが、日本が一番いい、あとはカナダ、それ以外のところは大変このごろ残念ながら治安がよくないですね。日本とカナダが一番今いいんじゃないでしょうか。ですから、これから旅行の安全業務のことについてふえていくことは事実なんですよ。だから、私はそのことをやめるとか、やってはいけぬと言っているんじゃないんですよ。しかも在外公館が手が回らぬところもあるから一致協力してやろうとおっしゃっているんですから、それは縄張りの問題もそこで片づいている。それなら一般業務もおやりになったらどうですかと言っている。なぜかと言うと、人を減らすわけでもなければ予算が減るわけでもないんです、これを見ておったら、いろいろもらいましたけれどもね。
ただ、臨調が最初は、国際振興会については日本人の海外旅行のための業務にかかわる規定を全部削除せいと、こうきたわけです。これならこれで全部削除したら、そのかわり出てくるものは何かというと、在外公館の人手をふやすということになるんですよ。ところがそれを言われたものだから、すったもんだして、臨調の顔も立てなきゃいかぬからしようがないな、それじゃここは一般業務はもうやらぬことにしよう、旅行業者にやってもらおう、そして安全にかかわることだけやろうというこの法律改正を出してくるところが、大臣、私から言うと及び腰だというんです。そんなわけのわからぬことを臨調が言ったって、だめなことはだめと言えばいいんですよ。実際上やらざるを得ないんですね。
例えば今言ったように、年間一万六千件の中の約七〇%は一般業務に対する問い合わせなんですよ。今後もこの機構を維持していく限り、一般業務の問い合わせがあったら、窓口の人であろうと電話の応待であろうと、そんな冷たくぽんと、これはうちやっていませんということにならぬのです。応じなきゃなりませんよ、それは。もしくは、今言われたように、ここに行ってくださいという紹介までしなきゃならぬのでしょう。そうすると実態は私は変わらぬと思う、やろうとしている仕事。ただ、出すそのパンフレットの重点の置きどころがちょっと変わるだけで、業務は変わらぬじゃないか。にもかかわらずに、臨調が言ったからといって、そこをわざと削って、しかし実際は、現場で働く人間にしてもまたこちら側のサービスを受ける国民側からも同じことを、国民の要望としては、一般情報についてもせっかくこの機構があるなら情報を提供してもらいたい、安全についても提供してもらいたいと、利用する国民側はそう思うわけですね。
ですから、何もマナーのことだけじゃないんですよ、一般情報というのは。マナーがよくなった、みんなもう行儀がよくなったから、その方は要らぬじゃないかと大臣おっしゃいますけれども、マナーのことだけじゃないんです、ここの果たしている役割は。
ですから、私はきょうはあえて強調しておきたいことは、臨調というのは枢密院でもなんでもないんですからね。国会を上回る権限を持っている機関でも何でもない。しかしそこから言われると、何とかつじつま合わせに文字面だけ合わせる。しかし実際にやることは今までどおりのことをやらざるを得ないんですよ、実態として。それなのにそこだけは削って、じゃ削ったからといって、私は、説明に来たとき、国の出す予算がどれだけ減るかと言ったら、いや余り、それはみんな協力してもらっているとか、人員が減るかと言ったら、人員も減らぬわけでしょう。人員も減らなきゃ予算も大して減らない。しかし業務の上だけは、何となく臨調から言われたからしょうがない、臨調の顔を立ててここだけ削っておくかと。役員の任期とかあれは別ですよ、任免権は別です。業務の中身について何となく、言われたからしょうがないな、臨調から言われたからどこか一つ削っておかなきゃいかぬということで文字面を削った。そうすると私はそこで働いている人は本当にやりにくくなると思うんです。
何か今観光部長の話を聞くと、個人の好意でやるような話になるわけでしょう。そんなばかなことありますか、人を使っておって。しかも、海外で情報提供という国民からの切実な要望があるときに個人の好意でやってたまりますか。それはやっぱり業務の中身としてやるなら何も臨調に遠慮することなく堂々として、そんなにたくさんの外国に行った国民から情報提供を求められたら情報
提供します、何が悪いんですか、臨調、あなた何を言っていますかといって、大臣が臨調の方を諭してあげなきゃいかぬ、素人は余りわからぬことにくちばしを突っ込むなと言わなきゃいかぬと私は思うんです。現実に今私とのやりとりを聞かれて、実際の業務といつのは私は変わらないと思いますよ。また国民はそういうニーズを持っているんですから、それはむだ遣いでも何でもないんです。また、第一線で相談業務に応じる人も責任を持ってやっぱりやらなきゃいかぬです。それなのに、いや今度はおれたちは法律にないことをやっているんだ、おれのサービスだと、そんなばかなことありますか。どうでしょう、そこのところちょっと答えてください。