金子一平の発言 (本会議)
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○国務大臣(金子一平君) アメリカ経済の鈍化に伴いまして、日本の輸出の増加も緩やかになるものと考えられまするけれども、一面、内需につきましては、景気拡大の影響が従来やや出おくれておりました個人消費や住宅投資のような家計部門にも及びまして、バランスのとれた姿になって内需中心の成長になるものと私どもは考えております。すなわち、個人消費は引き続き所得が順調に増加し、また景気拡大が続くことによりまして消費マインドに明るさが増すと期待ができますので、前年度よりその伸びを高めるものと見込まれております。また、住宅投資も着実に増加するものと考えております。
また、設備投資につきましては、輸出の伸びが鈍化するために影響を受ける部門もございまするけれども、他面、輸出と関係のない技術革新関連投資が引き続き活発に行われておるのが現在の姿でございまして、特に個人消費の着実な増加に伴いまして、卸、小売業などのサービス関連業種にもその動意が期待されるので、引き続き堅調に増加するものと考えております。こういったことから、内需の寄与度も五十九年度四%程度から四・一%程度へと六十年度には上昇することとなりまして、六十年度の我が国経済は内需中心に実質四・六%程度の成長を達成するものと確信しておる次第でございます。
御指摘のございましたように、六十年度予算、極めて財政事情が厳しいものですから思い切った公共投資の増額もできませんでしたけれども、事業費につきましては昨年を上回る水準を確保いたすことになっておりまするし、また税制面でも基盤技術の研究開発促進等に必要な税制上の措置を講ずることとしております。
特に、一番大事なことは、民間活力が思い切った最大限に発揮されるような環境整備をしっかりやって、民需主導の経済を実現することであろうと思いますので、こういった環境整備をしっかりやっていくことにしておるわけでありまするが、そのために必要ないろいろな規制が今網の目のように張りめぐらされておりますけれども、こういった規制の緩和につきましては、今後とも強力に推進してまいりたいと考えておる次第でございます。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣竹下登君登壇、拍手〕