堀昌雄の発言 (本会議)

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○堀昌雄君 ただいま私は、永年勤続議員として、院議をもって表彰していただきました。本院議員として、この上もない光栄でございます。謹んで御礼を申し上げたいと思います。(拍手)私を今日まで支えていただいたたくさんの皆様方に対しても、心から御礼を申し上げたいと思います。
 私は、この間、財政、経済、選挙法を専ら勉強をしてまいりました。現在の日本の財政は、皆様も御承知のように、完全に行き詰まっております。財政、経済というのは、言うなれば国民生活の集約でありますから、その対応は柔軟でなければならないと思います。しかし現在、財政再建が優先され、現在の諸情勢に対しては必ずしも十分の配慮が行われておりません。財政再建は国民経済のためにあるのであって、少なくとも財政再建のみが優先することは、国民経済としては決して望ましい状況ではないと思うのであります。「出るをはかって入るを制す」という財政上の言葉がございますけれども、現在では、入るを制してさらに出るを制す、こうなっているのではないかと思います。私は、財政が正しい軌道に乗ることを期待するものでございます。
 次に、選挙法の問題でございますけれども、国権の最高の機関である国会が決定をいたしておりますこの選挙法について、最高裁判所が違憲の判決を下したということは極めて重大な問題で、三権分立の民主的議会制度に対して大きな問題を投げかけていると思います。私は、立法府の一員として深く反省をし、責任を痛感をいたしておるわけでございます。
 さて、当面の問題は、ともかくこのようなことが起きておりますことを正さなければなりません。そのためには、現在の憲法が国民に約束をしておりますところの主権者たる国民の立場で、これらのものが処理されることが必要でございます。国勢調査が行われまして、その結果が明らかになりましたならば、七名程度の公正な第三者機関が設けられて、国会の議決した方向によって速やかに対策が講じられることが、この問題の唯一の解決策ではないかと考えておるのでございます。
 私は、皆様とともに、この立法府の国権の最高機関であるものが、さらに権威を高めるために今後も一生懸命努力をいたしまして、本院の議員としての責務を果たしてまいりたい、かように考えておるわけでございます。皆様方の今後の御指導、御鞭撻をお願いをし、一言所感を述べてお礼のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 堀昌雄

speaker_id: 13201

日付: 1985-12-03

院: 衆議院

会議名: 本会議