海部俊樹の発言 (本会議)
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○国務大臣(海部俊樹君) 上田先生の教育に関する御質問三点についてお答えいたします。
最初の、大学入学者選抜制度を改善する気持ちはないかということでありますが、御承知のように、既に臨教審の第一次答申で御指摘を受けまして、直ちに大学関係者、高校関係者などにお集まりをいただき、改革協議会を設置して問題点をいろいろ整理検討を始めております。なお、このほかに国立大学協会自身も、当面できることとして、来年度からは二科目の削減を既に決めておっていただきますし、同時にまた、その他のレベルの入学試験、高校についても都道府県の教育委員会を通じて御指摘のような線に沿った改革の努力をいたしておるところであります。
二番目の教員の問題についての御指摘は私も全く同感でありまして、教育改革が究極のところ成功するかどうかの大きなポイントの一つに教師の資質があると私は考えております。今日までも文部省は、採用、研修その他の段階において資質の向上には努力を続けてきたところでありますが、世論調査等によれば、国民の皆さんからもなお一層の資質の向上が強く求められており、私どももその必要を痛感いたしております。臨教審の「審議経過の概要」にも資質の向上の問題についていろいろの御議論がなされておりますが、答申はまだ春に出てまいるわけでありますから、この審議を見守りながら、答申をいただきました段階で、御趣旨に沿って、いい先生がいい教育をしていただけるように期待をしながら、その対策に取り組んでいきたい、こう考えております。
最後の、道徳教育の充実の問題につきましては、先ほど来ここで御議論のありましたいじめの問題との関連などで、その一層の充実を図るように国民の皆さんからも大きな期待が寄せられ、文部省としましても、現代の児童生徒に欠けていると言われるしつけの問題などを通じて、道徳教育の時間の整備や、あるいは資料の作成、配布とか、時間を決めた以上はしっかりとそれを身につけさせるように指導してもらうように教えておりますが、現在行われておる教育課程審議会におきましても、学習指導要領の根底になるものでありますから、他人に対する思いやり、あるいは日本人としての自覚、そういったことをもっと身につけられることができるように御検討を願っておるところであります。(拍手)
〔国務大臣三塚博君登壇、拍手〕