渡部恒三の発言 (交通安全対策特別委員会)

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○渡部国務大臣 まず、岡島委員が交通安全対策に大変熱心に取り組まれておることに、心から敬意を表したいと思います。
 交通事故非常事態宣言以降、警察庁も長官みずからが第二次交通戦争とこれを位置づけて、各都道府県警察においては、交通事故の防止を図るため全力を尽くしておるところであります。
 確かに、交通安全は御指摘のように一時的なもので片づく問題ではなく、今後恒常的に力を注いでいかなければならない。そのためには、警察官の人力だけに頼ることには限界があり、交通管制センター、信号機の高度化等の交通安全施設等の整備、交通安全活動に携わる人々の活動の強化、交通安全教育の充実等を総合的に実施していく必要があると考えております。
 私も、責任ある立場に立って、いろいろ勉強をしております。一時急激にふえた交通事故が、その後政府の努力によってかなり減ってまいりました時期がございました。そしてまた、残念ながら、相当に減った交通事故がふえてきておる。これは交通対策の予算の推移と因果関係がございます。やはりやるべきことを思い切ってやらなければならない。人の命は地球よりも重いのでありますから、交通事故対策のために何をできるか、これは真剣に政府全体が考えていかなければならないと思います。
 現在、これは建設大臣がおいでになっていらっしゃいますけれども、何といっても道路と自動車というのは密接不可分な関係にありまして、自動車の保有量がこの狭い日本に七千万台、また聞くところによると七千八百万台になるのではないか、こう言われておるのでありますから、この自動車が安全にしかも快適にカー社会としての役割を果たすためには、これに対応できる道路の整備ということを建設省に頑張っていただかなければならないと同時に、我が警察でも、こういう新しい時代のニーズに合った交通管制あるいは信号機等の増設また高度化、これらのものを進めていかなければならない。
 そういう意味で、必要な財源を今後どうして捻出していくか、これはまさに政府全体が真剣に考えなければならない時期に今待ったなしに来ておると思いますので、岡島委員の、かつて子供さんが交通事故に遭われた、そういう経験の中から党に交通安全推進議員連盟を率先しておつくりになり、真剣に交通安全に取り組んでおられる先生の御提言を貴重なものとして、これを具体的に実施するために真剣に努力をしてまいりたいと思います。

発言情報

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発言者: 渡部恒三

speaker_id: 31605

日付: 1989-12-06

院: 衆議院

会議名: 交通安全対策特別委員会