水野清の発言 (交通安全対策特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○水野国務大臣 御承知のとおり、十一月の二十八日に、この緊急事態を認識をいたしまして交通対策本部を開催し、またその後に閣議において御了解をいただいて、非常事態宣言を発表いたしました。
 このことは、実は交通安全に対する総合的な施策というのは、今先生の御指摘のとおり、各省庁でそれぞれ行政の各部門に入り込んでいる問題でございまして、それはそれぞれ各省庁でお願いをするということで閣議で御提案申し上げて、これも先ほど申し上げまして、同じようなことを申し上げますが、建設省にも道路の構造上の対策本部をつくっていただきました。あるいは厚生大臣が、老人クラブの全国の組織を利用して、交通安全に対するPRもしていただきましたし、あるいは文部大臣にも、学校教育の中でお考えいただくとか、あるいは労働大臣に対しては、トラック便の運転手の勤務状態とか、こういったものについての御検討をお願いをして、それを実施をしていただいている、こういうことでございます。
 もちろん、きょうここにおいでいただいております自治大臣には、特に国家公安委員長として、これは取り締まりという面では警察庁が第一線でお願いをするわけでございますから、御協力をお願いし、さっき申し上げましたように、全国の交通警察の皆さんには、この歳末、大変忙しく、大変なところでありますが、夜寝る時間を割いてまで御協力をいただいている。運輸大臣にも運輸省の所管において御協力いただいている。
 そういうことでございまして、非常事態宣言を発しましてから——実はこの非常事態宣言というのは、歳末にかけて、ともかくことし一万人は超えましたが一万一千人にはしまいということで、応急対策としてこれを宣言した、こういうことでございます。その辺はひとつ先生にも御理解をいただきたいのであります。そして交通安全という問題は、これはなかなか総合的な、一省だけで考えることでないことも、問題を裏返して言えば各省庁にまたがっていることも御了解いただけると思いますが、それは交通対策本部としまして今後何遍も各省庁にお集まりをいただいて事故の分析をする、その事故の分析によって行政上のそれぞれの問題を洗い出していただいて、それぞれに対策を講じていただくしかない、私はかように思っているわけであります。
 特に非常事態宣言の中でお願いをしておりますのは、結局は事故にお遭いになるのは国民の大多数であります。どちらかといえばゲートボールなんかをやって元気で出て歩いていらっしゃる高齢者の方、あるいは未成年あるいは二十前後の若い人たちがスポーツカーとかオートバイで夜遅くあるいは朝早く暴走をして事故を起こすとか、こう
いった問題でありまして、精神的な面も私は否定ができない、むしろ精神的な面の方が多い場合もある、こういうことから非常事態宣言を出しまして、実は内閣の広報にも協力をいただいて、いろいろ宣伝活動をしているわけでございます。これを自治省の方にもお願いをしまして、また交通対策本部長として各都道府県知事にもお願いをして、都道府県でもそれぞれやっていただいているのは御承知のとおりであります。
 実は、大変ありがたいと思いましたのは、交通事故が激増しているという問題を訴えましたところ、マスコミが非常にこの問題を重視して、紙面を割いて記事を報告していただきましたし、その後のいろいろな事故が起こる際にも、今までどちらかといえばやむを得ないというような面もあったのが、積極的に交通事故を取り扱っていただいている。その報道を読む人、見る人たちも相当な緊張感があったことと私は思っております。
 実は、精神的な面の方が当面は非常に重点が置かれているわけでございますが、先生のお話のようにどう変わったかと申しますと、ともかく非常事態を宣言いたしまして、今後ともあらゆる行政機関あるいは国民の皆さんに緊張をしていただいてこの当面の問題を乗り切っていきたい、特に年末年始でございますから、そういうふうに考えてやっている次第でございます。

発言情報

speech_id: 111604199X00319891206_023

発言者: 水野清

speaker_id: 9782

日付: 1989-12-06

院: 衆議院

会議名: 交通安全対策特別委員会