浜口義曠の発言 (予算委員会)
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○浜口政府委員 現行の食糧管理制度のもとで法律違反など悪質な不正規業者に対しては厳正に対処する方針であります。そのための対策は、集荷段階におきましては、全量集荷を行いまして、あるいは卸売、小売段階では知事の許可に基づく販売が実施されるよう、各段階にかつ総合的に実施する必要があると考えております。
また、対策が効果を上げるためには、ひとり食糧庁のみならず、食管制度の運営に関係する農業協同組合などの集荷団体あるいは小売業者、卸売業者さらには運送業者が協力して、総力を挙げて対処することが何よりも必要だと考えております。これまで食糧庁といたしましては、業者に対する説得という方針でできる限りの不正現流通の対策を講じてきました。今先生がおっしゃるように、ことしの九月、全国農業協同組合中央会が、全国の稲作農業者が水田農業確立対策の達成のため努力している中で、過剰作付業者が不当な手段で販売、利益追求行為を続けていることは許せないという声明を出しました。不正現流通防止に向けての強い要請がありました。同時に、組織を挙げての対応が行われてまいりました。他方、マスコミの報道によりまして、映像や活字を通じて不正規の実態と意図が明らかになってまいりました。
今回、この事態の上に対策を強化することになったわけでございます。第一は、食糧事務所、農業団体、集荷団体が一体となって集荷キャンペーンをやること、第二は、卸売業者に対しても要請を行うこと、第三には、運輸当局に御協力をお願いいたしまして、また運輸業界に協力方の要請を行ったこと等であります。
不正規流通対策につきましては、これも先生おっしゃったとおりでございますが、国民各層の支持のもとで粘り強く、かつ長期にわたり実施しなければならないと思っております。あくまでもルールを守る農家が損をすることにならないようにし、不正規流通業者が得をすることがないようにしなければならないと思います。
今回の総合対策により、早くもある新聞によりますと、「ヤミ米産直ストップ」という見出しを掲げた事態があらわれました。また、不正規業者のチラシによりまして食糧庁に電話をかけてこられた消費者の方々に対しましても、こちらからお電話をいたしまして事情を御説明いたしました。現在の食管法のもとで、不正規流通によらずおいしい米が売られていることに御理解をいただいているところでございます。今後とも不正規流通には厳正に対処し、不正規流通業者が結果的に得をしないよう総力を挙げます。