海部俊樹の発言 (予算委員会)
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○海部内閣総理大臣 お話を聞きながらいろいろ思い出しましたが、確かに私は初当選以来二十年たって五十五年に自民党の予算委員会の質問を初めてやらせていただいた。井出さんは当選されてまだ日が短いのに、既に党を代表しておやりいただいておる。ここらにも違いが出てきますし、また私の質問を御引用いただき、同時にまた、井出議員のお父様には私が直接、結婚式風に言うと直属上司として御指導をいただいたこともあるわけでありますから、おっしゃることよくわかるわけであります。
そこで、あの当時議論しましたことは、私も初発言ですからよく覚えておりますが、アメリカやイギリスのいろいろな政治委員会の規定等も調べて、同時に日本の現状等も調べながら、何とか守るべき倫理をきちっとしなきゃならぬだろう、倫理委員会をつくって歯どめをつけていかなきゃならぬだろう、こういう願いに立って当時の鈴木総理に御質問したのです。そして、その願いは今でも強く持っておりますから、昭和六十年だったと思いますが、国会で政治倫理綱領を本会議で議決していただきました。それから、行為規範というものも議決されました。そして、国会法に基づいて倫理審査会も国会にできております。
けれども、御指摘の党の政治改革委員会でいろいろ議論をしてみますと、一応できたけれども、そしてすばらしい内容のものがありますけれども、まだまだ政治倫理審査会が実際の運用面において効力を上げていない点がいろいろあるから、その運用のためにさらに改正をして強化していこうという意見も強く出まして、そして党の方ではそれをみんなで議論してまとめて党で決定したという経緯もありますから、私はこれらの問題が実現していくように大いに努力もいたしたいと考えておりますし、それよりももっと大きく、政治の信頼を回復するためにいろいろな面の政治改革には一層力を入れていかなければならない。あのとき、質問いたしましたときの心情を今でも持ち続けております。ありがとうございました。