井出正一の発言 (予算委員会)
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○井出委員 ありがとうございました。
次に、地球環境問題についてお尋ねしたいと思います。
世界経済の一五%近くを占めんとしておる一方、その原材料はほとんど外国に仰がなくちゃならぬ、経済大国であり資源小国の日本のこの面での責任と果たすべき役割は大変大きなものがあろうかと思うのであります。私はここで三つの点についてお聞きしたいと思います。
一つは、日本は昭和三十、四十年代に、高度経済成長の時代でございますが、公害という苦い経験をいたしました。しかしながら、市民、企業、自治体、国、一体となってそれを克服してまいりました。経済成長を遂げつつであります。これは世界でも大変評価の高いところであります。まだ完全とは言えませんが、この経験は貴重でありますし、これから経済成長を遂げんとする発展途上国へこの経験を大いに提供すべきだ、こんなふうに思っておるのであります。
そこで、かつて作業服を着て長靴を履いて工場の排水を採取したり煙突へ上ってばい煙の濃度を測定したりした実際に現場で苦労された地方自治体の担当者の皆さんは、現在その多くが定年前後に達していらっしゃいます。ですから、この皆様方のノーハウあるいは力というものを国として結集できないものかと思うのであります。青年海外協力隊のシルバー版とでもいいましょうか、無論、語学の問題とか待遇、帰国後の保障の問題等難しい問題はありますけれども、高齢化社会の生きがい対策の一つにもなるんじゃないかと思うのであります。
青年海外協力隊の生みの親のお一人であられる総理、まず御意見がありましたらお聞かせいただきたいと思います。