中尾栄一の発言 (商工委員会)

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○中尾国務大臣 まず第一に、私どもの通産省がどういう格好でどういう形においてこれを後方的に支援をしておるか。アメリカの報道官も言っておりましたが、何かロジスティックスという言葉を使っておりました。確かにロジスティックスという言葉には兵たん基地という言葉もございましょう。しかし、その前段には後方支援という言葉もあるわけでございまして、そういう点では私どもはあくまでも後方支援という形でやってくれということは強調しておるわけでございます。
 さてそこで、ただいま御発言ございましたように原油の流出の問題、そういう問題で現今の段階だけでもそれにまつわることにいろいろな形で補助するだけでも数十億ドルがかかると御指摘賜りました。全くそのとおりだと思うんです。輸送にしてもそうでございましょう。そういう点におきましては、私どもとしては、まず通産省側として平和的にこの問題点でやっていかなければならないという形においては、まず第一に我が国としてやりました問題、特に通産省主管としてやりまし
たのは、原油流出による影響を強く受けておりますサウジアラビアからの要請があるならば、できる限りの協力をしていこうという基本方針に立ったわけでございます。
 ただ、私も過去の私自身の体験ではございますが、二十七から二十八くらいまで一年間近くでございましたが、ちょうどエジプトに私もいたことがございました。確かに民族も風習もそれぞれ違うのでございますね。だから、それだけに受けるニュアンスも違うかもしれません。しかし、人道的な立場で救っていくという点においては、やはりだれしもが納得でき得るというものに私どもは協力しようという考え方がありましたがゆえに、まず向こうから一番応援をしてくれと言われましたオイルフェンスの問題、これなどは緊急な課題として取り上げるということで直ちに、先方の要請を受けるや否や、石油産業界の協力を得ましてサウジアラビアあるいはバハレーンあるいはカタールなどに提供することといたしまして、現在順次これを輸送中でございます。それからまた、サウジの環境保護庁等からの追加要望がございました油防除資機材、私もいつもポケットに持っているのでございますが、こんな機械に油のついたのが使えなくなってしまう、それを掃除するといった方がいいんでしょうか、それを削除する、そういうようなちょっとピンボールみたいな格好をした油を吸い上げるものでございますが、そういうものの提供につきましては、通産省としては提供可能なオイルフェンスあるいはまたオイルスキマー、今申し上げたもの、それから油吸着材等をサウジアラビアに対しまして現在も輸送準備中でございます。もう既に何便かにわたってはこれは輸送されたこともございますし、三十キロにわたるオイルフェンスというものは大変に感謝をされ喜ばれたということも私も承っております。

発言情報

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発言者: 中尾栄一

speaker_id: 15618

日付: 1991-02-22

院: 衆議院

会議名: 商工委員会