山口那津男の発言 (国際平和協力等に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○山口(那)委員 明石代表には本当に大変なお仕事をお引き受けなされまして、心からおめでとうございますと申し上げます。と同時に、困難な作業が待ち構えているわけでありまして、大変に御苦労さまでございますとも申し上げておきたいと思います。
さて、私は、おととしでしたか、国連に赴いた折に明石さんからさまざまな御指導等賜りました。それを受けまして、昨年の七月に我が党の若い議員四名でカンボジア現地を訪れまして、難民のキャンプですとか、あるいは当時はまだSNCも発足しておりませんでしたが、四派各派の代表等ともいろんな意見の交換をいたしました。そしてまた、さらにことしの二月十九日から二十三日まで、これはカンボジア友好議員連盟の皆様とともに超党派で再び現地を訪れてまいりました。シアヌーク殿下あるいはチア・シム議長あるいはソン・サン派のソン・サン元首相、こういった方々とも意見交換をする場があったわけでありますが、それらを踏まえて、時間も限られておりますので、二問ほどお伺いいたしたいと思います。
まず初めにですが、日本に対する期待というのは、先ほど語られたように多方面にわたり非常に大きいものがあるわけでありますが、これはカンボジアへ送る側の国々あるいは人々、そしてまた受け入れる側であるカンボジア自身の考え方という二通りあるだろうと思うのですね。そして、ともすればカンボジアの人々の気持ちというのが十分には語られでないような気がいたします。
カンボジアという国は、我が国とは大変古い関係があるわけでありますが、第二次大戦中あるいは大戦後独立に際して、我が国の立場というものが少なからぬ勇気を与えたというか、寄与をしたという面もあると思います。そして、戦後いち早くシアヌーク殿下が日本に対する戦時賠償というものを放棄をいたした。それに対するその後の援助というものはあったわけでありますが、日本人あるいは日本という国に対するカンボジアの人たちの感情というものは、例えば朝鮮半島の方々ですとか、あるいは中国の方々とはまた違った見方があるのではないだろうかと思うわけでありますね。
その面で、これから人的貢献を日本もできる限りすべきであろうと思うわけでありますが、残念ながら現行法のままでは、これは法的根拠という面からいっても、また態勢の準備の都合からいっても、非常に限られたことしかできません。このままであれば国際的信頼あるいは期待に対してほとんどこたえられないまま、むしろそうした信頼や期待というものをあるいは日本の国益というものを損ないかねないことすら私は懸念するわけであります。
そうした意味で、このカンボジアへ送り出す側の日本に対する期待と、そしてまた現地の人々の日本に対する期待というものを、率直なお気持ち、御意見を賜りたいと思います。