久保亘の発言 (本会議)
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○久保亘君 平成四年度一般会計予算外二件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。
本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長より指名せられました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、久保亘が、副議長に太田淳夫君がそれぞれ選任されました。
なお、衆議院側におきましては、山村新治郎君が協議委員議長に、中山正暉君が副議長に選任されました。
両院協議会の初会の議長はくじにより決することとたっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、衆議院側協議委員議長の山村君が議長に当選されました。
協議会におきましては、衆議院側の村岡兼造君から、平成四年度予算は、内外の諸要請と財政事情に配慮した、現状において可能な最良、最善の予算であること、公共投資の拡充等、景気に配慮した予算となっていること、生活に直結した施策の推進を図り、社会保障関係費の充実等、国民生活の質的向上を目指した予算となっていること、ソ連邦の解体に象徴されるような激しい国際情勢の変化を十分踏まえ、国際貢献を積極的に推進する予算となっていること、防衛予算は、最近の国際情勢を勘案し、効率的で節度ある計上がなされていること等の理由で賛成、次に、本院側佐藤三吾君から、経済大国から生活大国への転換を提唱しながら、生活大国づくりのための社会資本整備の予算が不十分な上に、項目別配分が不適切なこと、高齢化社会への対応が緊急課題であるのに社会保障関係費が逆に抑制されていること、防衛関係費の圧縮が冷戦終結後の世界情勢から見てなお不十分であること、所得税減税など勤労者の負担軽減措置が無視されているほか、地価税収を創設時の趣旨と異なる一般財源に使っていること、特例公債依存脱却の第一段階の財政再建に引き続き、第二段階の財政再建を実施定着させることが政府の責務でなくてはならないのに、その取り組みに緩みが見られること等の理由によって反対と、それぞれ議決の趣旨の説明が行われました。
次に、協議に移りましたところ、本院側協議委員の白浜一良君、吉岡吉典君、高井和伸君、寺崎昭久君、梶原敬義君及び佐藤三吾君から、また、衆議院側協議委員の町村信孝君から、それぞれ種々の発言があり、双方において熱心な意見交換が行われました。
かくて、協議終結に当たり、本院側の太田淳夫君から、両院協議会として、参議院側が指摘した予算三案に反対する理由として掲げた諸事項を除去することによって平成四年度予算が成立できるよう衆議院側に協力を要請する旨の意見が述べられました。また、衆議院側の原田昇左右君からは、平成四年度予算は我が国経済の先行きと国民生活への影響にかんがみ、一日も早く原案どおり成立することが望ましい旨の意見が述べられました。
結局、意見の一致を見るに至らず、成案が得られませんでした。
以上、御報告申し上げます。(拍手)