中平幸典の発言 (決算委員会)
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○説明員(中平幸典君) 今、先生のお話の金貯蓄口座あるいは金投資口座の取引が行われますと、先生のお話のように、金が商社等を通じて購入される、あるいはそれが売却されるということが起こるわけでございますが、私どもは国際収支統計というものをつくっておりまして、それでは国際収支統計上どういうふうになるかということでございますけれども、こういう金は実際に通関されるものではございません。つまり、日本に現物が持ってこられるというのは通常ないわけでございまして、海外にある金を商社等が購入する、こういうことでございます。それで、そうしたものは通関統計にはあらわれませんけれども、所有権が購入者に移転いたしますので、国際収支の統計上は輸入ということになります。
そういうものが実際にどうなっているかということでございますが、私どもの統計は金貯蓄口座ないしは金投資口座と直接の関係を持っているわけではございませんで、例えば商社自身がディーリングをされる、あるいは商社等がヘッジ取引をされる、そういうものも含めてのものになりますけれども、これは実際には通関されない金を投資用金と呼んでおりまして、そういう投資用金というものが相当規模で国際収支の統計にあらわれてきております。例えば一九八九年度でいえばおよそ七十億ドル程度のものが購入増、つまり投資用金の輸入という形で計上されておりますし、最近の状態ではこれがむしろ売却されておりますので、そういう意味ではマイナスが立っている、こういうことになっているわけでございます。