石井一の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○石井一君 選挙制度に関連いたしまして、川崎議員にお答えをさせていただきたいと存じます。
選挙で個々の議員を選ぶというにとどまらず、国民に政権の選択を求めるということが貴重な意義ではなかろうかと思います。
東西の冷戦構造も終わりまして、我が国に決定的なイデオロギーの対立というものはだんだんとなくなっております今日、少数派を少数派としてとどめることでなく、できればさまざまな意見を統合して多数派になることを競い合うという選挙制度を導入するべきではないかと考えるわけであります。
洋の東西を問わず、選挙制度がその国の政治体系というものを構築しております。二大政党を持っております国は、やはり小選挙区制ということの背景がございますし、比例代表制の場合は多党化というのが一般的常識でございます。
我が国の歴史をひもといてみましたときに、大正十四年、護憲三派、政友会、憲政会、革新倶楽部がみずから生き残るために、三人から五人の選挙区を構築したのであります。また、そうして昭和二十二年にこの制度を復活したとき、その当時は進歩党、自由党、そうして社会党、国民協同党、これらがみずからの立場を守るためにこの制度を復活したのでありまして、これは世界的に見て、一党制度でもなければ多党制度でもございません。その後、一党がすべての政権を支配するという中に、一カ二分の一政党と言われておる特殊な変形の形であります。基礎を固めるということがその国の政治体系を構築していくということを考えていただきたいと思うのであります。
社公の御提出になっております、少数意見を反映させるということも理解できるわけでありますけれども、これから政権を担うという気概が見られない。そうして、どうして常に現状維持だけを追い続けられるのか。二〇%の社会党、八%から一〇%の公明党、五、六%の民社党等々、今の状態のままの政権を続け、三度目にまたも現状維持の生き残りをやったかということを後世の人々から批判されないように、新しい改革を断行するべきではないかと思います。(拍手)
来るべき二十一世紀は、実力の伯仲した、そうしていつでも政権の交代できる、そういう体制をつくるということが、私は新時代の新しい政治の構築であるということを確信してやまないものであります。
選挙のいわゆる予想の中から、どうして四〇%の得票で九七%というふうなことを言われますが、古い別の制度のデータを新しい制度に当てはめて、そうなるんだというふうなことを言われますけれども、これは、まさにスポーツで言うなれば、サッカーの試合にアメリカンフットボールのルールを当てはめるようなものでありまして、全くお話にならない考えではないかと思います。さらに、私から申しましたら、なぜ負けることばかり言われるのか。いかなるルールであっても勝ってみせるという、政権をとるぞという気概をひとつ見せていただきたいと思うのであります。(拍手)
最後に、鹿児島市が二つに分かれるというのは当然の帰着てございます。しかしながら、そこで本当に自転車の選挙が行われるのか。これまでは一〇%、一五%の得票で通った中選挙区が、五一%を求める、選挙は個人中心でなく、政党中心で行われる、こういう状況の中に、勝つためには、だれよりも負けない候補者を政党が見識を持って選ぶのは当たり前じゃないですか。今までのような勝手な立候補はできなくなる。もう少し次元が違うという新しい感覚を持っていただきたいと思います。(拍手)
〔津島雄二君登壇〕