宮澤喜一の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 最初に、カンボジアにおける安全対策についてお尋ねがございましたが、このたびの中田厚仁氏の痛ましい殉職に対しまして、日本政府といたしまして、心から故人の御冥福をお祈りするとともに、中田氏の御遺族に対し、衷心より哀悼の意を表します。
 事件にかんがみまして、政府といたしましても、UNTACに対して、迅速な事実の究明につき直ちに申し入れを行いましたが、なお要員の安全確保のため特段の措置を講じるよう、在カンボジア今川大使より明石代表に申し入れた次第でございます。
 UNTACといたしましては、今事件を踏まえて、特に文民要員の安全確保のために、UNTACの軍事部門を最大限に展開すること、投票所は治安維持の観点に基づいて設置をする方針を検討すること、UNTACが投票所に対する直接の保護を与えること等々の措置をとることになったという報告を受けております。
 次に、この国会で政治改革法案が不成立になった場合、内閣としてどう考えるかということでございますが、この深い国民の政治不信を回復するためにも、そして国民の負託にこたえていくためにも、抜本的な政治改革はぜひとも早急にこの国会でお願いをしなければならないと考えております。各党の御努力によりまして、それぞれのお立場からの改革案が提示をされておりますが、その内容は同一ではございませんが、しかし、改革が必要であるということについては深い共通の認識を各党とも持っておられますので、十分な御討議があれば、今国会中に必ず成案が得られるだろうと念願をいたしておりますし、私といたしましても、そのために最大限の努力を払ってまいりたいと考えております。
 金丸氏の所得税法違反事件についてお尋ねがありました。まことに残念なことで、私も、国政を預かる者として申しわけのない事態だと考えております。
 検察・国税当局が法に従って厳正に対処しつつございますが、やはり事件のよって来るところは、一つは政治と金の問題でありますので、政治改革を実現して、透明で、疑惑を招かない政治資金の仕組みをつくり上げていくことが緊要であると思います。各党の間でこの国会で議論を尽くされて、政治改革の実を上げて、国民の政治への信頼を回復いたさなけれはならないときだというふうに考えております。(拍手)
    〔西岡武夫君登壇〕

発言情報

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発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1993-04-13

院: 衆議院

会議名: 本会議