伊吹文明の発言 (本会議)

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○伊吹文明君 草川先生にお答えを申し上げます。
 価値観が大変多様化している現代において、中小政党とおっしゃいましたが、比較少数の政党の存在あるいは主張を認めるべきではないか、これは、民主政治である限りは、いかなる選挙制度においてもそのとおりでございます。
 現制度におきましても、予算編成あるいは予算修正の際、公明党・国民会議から税制改正や福祉について大変建設的な御提案をいただき、我々はそれを反映させてきたということは、事実としてお認めをいただいていると思います。
 ただ、御主張が、制度をもって連合政権を促進するとか、あるいは多数の政党の存在を促進するという制度をつくった方がいいということになりますと、私は、いささか見解を異にするのでございます。
 というのは、そもそも選挙の意味というのは、多様な国民の価値観を最終的にはただ一つの国家の決定に集積する作業であります。したがって、御理解をいただきたいのは、日本の外交あるいは日本の福祉、日本の税制というのは、最終的には一つしかないということであります。もちろん、少数意見は尊重しなければなりませんが、そこに連合政権という形でそのようなものをつくっていこうということになりますと、先般来、いろいろ御意見がございます比例制なのか、それとも単純小選挙区なのかという議論に、もとへ戻るのでございます。
 要は、歴史の大きな流れの中で、長所も短所もある制度の中から、どの長所を伸ばし、どの短所をのみ込むかということを考えながら政治決断をしなければなりません。我々は、小選挙区制度が一番いい判断だと思って提出をいたしておりますので、この点については、委員会で大いに議論をさせていただきたいと思っております。
 第二に、各法案はワンパッケージでないかという御発言がございました。
 これは、全くそのとおりでありまして、我々も、自由民主党の最高意思決定機関である総務会で、ワンパッケージにおいて処理するようにという決定を受けて国会に提出したものでございますので、お互いに一部をつまみ食いをしてこの改革を終わらせようということがないように協力し合いたいと思っております。
 以上です。(拍手)
    〔武村正義君登壇〕

発言情報

speech_id: 112605254X02019930414_021

発言者: 伊吹文明

speaker_id: 3636

日付: 1993-04-14

院: 衆議院

会議名: 本会議