武村正義の発言 (本会議)

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○武村正義君 残りました四つの質問につきまして、お答えを申し上げます。
 一つは、単純小選挙区制度になれば本当に選挙に金がかからなくなるのかというお尋ねでございますが、私どもは、制度が変わって金がかからなくなるとは申し上げておりません。当然一定の金はかかります。たとえかかりましても、これまでのように政治家個々が金にかかわるのではなく、政党中心に金の出入りをシフトさせていきたい。
したがって、個人の負担は大幅に減る、そういう制度を確立いたしたいと考えている次第であります。
 我々は、イギリスがかつてお金の面におきましても、猛烈な買収・供応型から、いわば政策形成・政策啓発型の資金のかかわりに大胆に変えていった歴史の経験を大いに学びたいと思うのであります。
 次は、国民は単純小選挙区制を本当に望んでいると思うのかというお尋ねでございました。
 消費税あるいはPKOを思い起こしていただきたいのでありますが、やはり国民の世論は、最初はかなり厳しいものがございましたが、だんだん議論を積み重ね、あるいは施行がされた後、だんだん世論は肯定的な方向に変わってきております。そのことを考えますと、この選挙制度につきましても、国民の皆様の認識が深まってくれば、私どもの小選挙区制に対する支持は着実にふえてくるものと考えております。
 何よりもそれは、私どもの案が単純でわかりやすいということでありますし、再三御答弁申し上げておりますように、政権の責任の所在を明確にする選挙の制度だからであります。特に衆議院の選挙制度は、個々の選挙区で、おらが代表をお決めをいただく選挙であると同時に、日本国というこの大きな国の政治の責任をどの政党に向こう四年間預けるか、そのことを国民にお決めをいただく選挙だと思うからであります。
 次は、単純小選挙区によって死に票についてのお尋ねがございました。石井議員から御答弁がございました。
 いずれにしましても、死に票という言葉は適当ではありません。真剣な一票一票であります。たとえ代表を選ぶことができなくても、これは次回を考えますと、まさに健全な批判票でありますし、現職の議席を絶えず監視をし、脅かし続ける、そしてまた、次回は容易に生き票に生まれ変わることのできる票であるというふうに認識をいたしております。
 最後に、政治倫理法については、自由民主党としましては、きょう現在、この法案に対する賛否は保留をいたします。今後、議院運営委員会の審議で十分論議に応じてまいりたいと存じます。(拍手)
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発言情報

speech_id: 112605254X02019930414_022

発言者: 武村正義

speaker_id: 25957

日付: 1993-04-14

院: 衆議院

会議名: 本会議