日笠勝之の発言 (予算委員会)
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○日笠委員 じゃ財源の問題からまいりましょうか。
これは、赤字国債はだめ、こういう観点でおっしゃられたと思うのですね。私も、赤字国債、それは出すのは忍びない、こう思います。しかし、後世にツケを回さない、三年なり五年なりの短期の国債ならば、景気回復のためならやむを得ないんじゃないか。これは通産大臣「あれ、外務大臣どこへ行かれたのかな。(発言する者あり)そうですか、まあいいですよ。外務大臣も、自民党税調会長のときのインタビューではそういう発言もあるのです、いざとなれば赤字国債。それから、通産大臣も二月の商工委員会で、いざとなれば赤字国債、おっしゃっているわけですね。ですから、赤字国債絶対だめということはないのです。閣僚の二人までがおっしゃっている。
で、先ほどから申し上げている、短期の、後世にツケを回さない、償還ルールをきちっとつくったものであれば、これは私は、今政治として何とかして内需拡大をさすためには、これは目をつぶってもいいんじゃないかと思うのですね。隠れ借金と称する今後処理をすべき措置ですか、これも一兆円ふえているのですよ、平成五年度。
建設国債はいいが、赤字国債はだめだ、こういう議論もわかるような気がしますが、また反面、わからぬような気がします。借換債した後は、建設国債も赤字国債も色がついてないんです。ただ帳簿上だけですよ。ある新聞を見ると、赤字国債はピンク色の台帳に書かれているとか、建設国債は白い台帳の上にちゃんと帳簿上あるとか、そういう新聞もございましたけれども、わからないのですよ、これはもう。だから、そういう意味では赤字国債絶対だめよということは私は言えないと思うのです。これが一つの反論。答えられますか。
全部まとめて言いましょうか。
二つ目、ばらまきは過去三回行われたが評判よくなかった。とんでもありません。皆さんだって賛成されたんでしょう。あのときに林大蔵大臣、過去三回のときに反対されたんですか。過去三回も賛成されていて今回だめだというのは、議論になりません。
それから、一過性で消費を刺激する効果が乏しい。これはそういう議論もありますが、しかし国会図書館の「所得税減税をめぐる論議」という調査及び立法考査局の「イシュー・ブリーフ」を見ますと、所得減税の効果は相半ばする、こうあるんです。相半ばする。ですから、必ずしも効果がないとは言えないということなんです。とにかくエコノミストによってはもうばらばらなんです。わからないんです、これは。そういうことで、効果が乏しいというのもいかがなものか。
特に今はもう公共事業の消化であっぷあっぷなんですよ、地方は。ある県の県知事さんに、今度補正がついたら少し箇所づけで頑張りましょうか、結構です、九月までいっぱいです、こう言うんですよ。そういうふうなことで見れば、公共事業もいろいろとこれは効果が所得減税と比べて著しくあるというふうには私は言えません。エコノミストによっては大きく意見が分かれております。(発言する者あり)そんなことはいいんです。
それから、戻し税だと減税効果が国民によくわからない。アメリカみたいに小切手出せばいいじゃないですか。小切手、アメリカ並みに。
それから、国税当局の大変な事務負担がある。これは御足労願わなきゃいけません、今までやったんですから。
以上、へ理屈かもしれませんが、絶対だめだといういろいろ理由を並べますが、反対に、それもおかしいという議論も、これはエコノミストの中でもあるんです。それらを含めてどうですか。その反論がありますか。