森喜朗の発言 (予算委員会)
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○森国務大臣 内政面につきましては先ほど総理からお話しになりました、まさに質的な生活の環境を整えていくということであろうかと思います。
今いろいろと具体的なお話がございましたし、大蔵大臣からもお話がございましたが、やはり黒字を持っておることそのものは決して悪いことではないわけで、そのことが世界全体に貢献をしていく、国際的にどう貢献をしていくかということだと思います。アルシュ・サミットの際の五カ年計画でのいわゆる資金還流計画、ちょうどこれが終わるわけでございますので、今大蔵大臣から申し上げたように、関係各省で、どうした資金還流計画が世界に向けて発信できるだろうか今検討いたしておるところでございまして、そういう中で、やはり発展途上国に対する円滑な資金の流れを確保して国際貢献を果たしていくということが基本的に重要だろうという認識をいたしておりまして、通産省としては、今先生からお話がございましたように、例えば環境分野、それから部品等のすそ野産業を育成していくというようなことが具体的に貢献策になるのではないだろうか。額の面ではこれから関係省庁と考えていくし、また総理の御判断もいただくところでございますが、総理から事務的な作業をするようにということで、もう既に数カ月前からこの作業を開始をいたしておるところでございます。
まさに大蔵大臣おっしゃいましたように、イギリスもおおよそ百年近い黒字を続けた。それが一つの植民地政策という形、いい悪いの判断は歴史の判断によるでしょうけれども、アメリカもかなり長い、七十年近い黒字を続けた、こう言われておりますが、それはまたアメリカの大きな経済や政治あるいは軍事の面でのプレゼンスをつくり上げたものだろう、こう思います。我が国は、そういう植民地政策をとったり、アメリカのような政策をとるわけにいきませんので、今先生から御指摘ございましたようなことなどを通じて国際的な貢献をしていくということになお一層努力をしていきたい。
先生から三十三年当時からの思い出をいろいろ伺いました。私はまだ学生時代でございましたが、また経験深いお話を承って、ぜひそうした国際的な貢献にさらに努力できるように、世界からも信頼をされるような、そういう日本国にしていかなければならぬ、こう考えております。