河野洋平の発言 (本会議)
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○国務大臣(河野洋平君) PKOの五原則に関連してお尋ねがございました。
停戦の合意につきましては、局地的に停戦違反はございますけれども、カンボジアにおける紛争当事者各派は、停戦の合意に関する規定を含むパリ和平協定に署名いたしております。ポル・ポト派としてもパリ和平協定そのものに反対しているわけではなく、パリ和平協定に基づく和平プロセスの基本的枠組みは維持されていると考えております。また、UNTACの活動の受け入れ同意につきましては、紛争当事者各派はパリ和平協定に署名し、UNTACの設立に同意をいたしておりまして、またカンボジア最高国民評議会SNCを通じてUNTACの活動を受け入れておるわけでございます。
UNTACの活動の中立性につきましては、UNTACはパリ和平協定に基づいていずれの紛争当事者にも偏ることなく活動を行っているわけでございます。
さらに、業務の中断や派遣の終了、武器使用に関する我が国の方針につきましては国連側に伝えてございまして、国連側もこれを了解いたしております。
したがいまして、国際平和協力法上のいわゆる五原則は満たされていると認識をいたしておりまして、我が国の派遣要員、部隊を撤収させる状況にはないと考えております。
もう一問、派遣要員のみならず、ボランティアなどすべての滞在者について万全の安全を確保すべきではないかというお尋ねがございました。
政府といたしましては、先般も村田自治大臣国家公安委員会委員長を現地に派遣いたしまして、我が国派遣の要員及びUNVを含むすべてのUNTAC要員につきまして、その安全対策を申し入れたところでございます。
また、UNVを含むUNTAC要員の一層の安全対策の一環といたしまして、UNTACが人員、物資の輸送能力を高める必要がございます。政府としては、こうした観点から国連の要請にこたえ、UNTACによるヘリコプターなどの輸送能力増強のための経費に充当するため、国連に対しまして百万ドルをめどとする緊急拠出を行うことを決定したわけでございます。
政府といたしましては、情報の収集に努めるとともに、UNTACとの緊密な連絡等を維持しつつ、派遣要員及びUNVの安全対策に万全を期してまいりたいと考えております。
なお、UNTACの業務とは直接関係を有しない在留邦人の安全確保につきましても、在カンボジア大使館を通じ可能な限りの方策を講じてまいる所存でございます。(拍手)
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