上野公成の発言 (議院運営委員会国会等移転小委員会)

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○上野公成君 私は、群馬県選出の上野と申します。
 赤城山ろくも最近立候補しまして候補地の一つでございますけれども、私は、今回の中間報告は先ほど会長は序曲だというふうに言われたわけでございますが、報告書の中にも書いてありますように、最も心を砕いてきた課題はいかにして多数の人の理解を得て首都機能移転を推進できるか、こういうことで合意形成のための中間報告だと思うわけでございます。
 私はこれを素直に読ませていただいたんですが、これを読んでやはりどうしても移転が必要かどうかということを見ますと、読めば読むほど、私の読み方が悪いのかもしれませんけれども、これで国民の皆さん全体の合意を得るのはなかなか大変じゃないかなという感じを、これは大変苦労しておまとめいただいたわけでございますけれども、正直なところそういう感じがしたわけでございます。
 総理府の世論調査でも遷都に賛成だという意見が多数を占めているということでございますけれども、これは総論としては確かにそういうことだと思うわけでございます。候補地はいろんなところがあるわけでございまして、例えば那須なら那須に決まった途端にほかの人は恐らく反対をするというようなことになって、反対の方が多くなるんじゃないかなという危険もあるし、実際にはそういうことが考えられるわけでございます。
 そこで、国民的な合意形成のために、この中間報告を土台にしまして今後調査会としては具体的にどのようなことをされていくということを考えておられるか、まずお聞きしたいと思います。それとの関連でございますけれども、中間報告の第四章のところに「首都機能移転の問題点とその克服」として五項目挙げられておるわけでございます。これは、首都機能を移転するとこういういいことがあるよというプラスの面は別にして、全部それと対になったマイナス面をずっと指摘されたわけでございます。マイナス面が全然ないということは考えられないわけでございますけれども、これを最小限に抑えて、これがみんなに説得力を持つということが国民的合意を得られる大事なことじゃないか。いいぞいいぞということも大切でございますが、こういう悪いことが確かにあるわけだけれどもこれは最低に抑えられるんだということが一つ大きなことだと思うわけでございますけれども、ちょっとそこを読ませていただいても、具体的にああそうかなというようなところまではなかなかいかないんじゃないか。
 特に一つだけ例を申し上げますと、「投資の優先度に対する疑問」というのが五番目に書いてあります。これは高齢化社会がやってくるわけでございまして、だんだん投資余力がなくなってくるわけですね。ただでさえ消費税を導入しないとなかなか大変だというような状態でございまして、私も高齢化社会の勉強をいろいろしているんですけれども、二十歳から六十五歳以下が生産力のある世代だとすると、それが六十何%あるやつが五四、五%ぐらいまでかなり落ちていくわけです。それをずっと見てみますと、なかなか投資をするようなタイミングというのが正直なところ言ってないんじゃないか。その前に高速道路網も整備をしなきゃいけないし、まだまだたくさんやることがあるわけでございまして、この文章を読ませていただいただけでもちょっと迫力に欠けるかなというようなことを正直感じましたので、その三点についてちょっとお答えをいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 上野公成

speaker_id: 14066

日付: 1994-06-21

院: 参議院

会議名: 議院運営委員会国会等移転小委員会