井出正一の発言 (厚生委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○井出国務大臣 お答えいたします。
 基礎年金の国庫負担につきましては、社会保険方式のもとで税と社会保険料のバランスをどうとっていくのか、また現行制度のままでも急増していく国庫負担の財源をどう確保していくかという問題がございます。
 具体的には、年金に対する国庫負担は、現在基礎年金の三分の一となっておるわけでございますが、今後の高齢化の進行に伴う給付費の増大により、現行制度のままでも、現在三・九兆円の国庫負担が二〇二五年には八・一兆円へと倍増することが見込まれております。仮にこの国庫負担率を二分の一に引き上げる場合には、国庫負担額は二〇二五年度には十二・一兆円と現在の三倍に達することとなります。したがいまして、基礎年金の国庫負担率を引き上げるには、必要な国庫財源の確保が大前提とならざるを得ません。また、それだけの財源が仮に確保できたとした場合、社会保障の分野の中でどのような位置づけにするかについては慎重な検討が必要と考えます。
 いずれにいたしましても、基礎年金の国庫負担の引き上げ問題は、同じ世代間で年金給付費を税で負担するか保険料で負担するかというものでありまして、世代間の負担のバランスを図ることを第一義とする今回の改正とは別個の問題として、中長期的な観点から国民的な論議がなされる必要がある、こう考えております。

発言情報

speech_id: 113104237X00719941026_013

発言者: 井出正一

speaker_id: 25920

日付: 1994-10-26

院: 衆議院

会議名: 厚生委員会