林義郎の発言 (政治改革に関する調査特別委員会)

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○林(義)委員 参考人の三先生には、御多忙中、また急なときにもかかわらず御出席いただきましたことを、まずもってお礼を申し上げておきます。
 きょうは、一票の格差の問題についてということで、恐らく委員部の方から御連絡をしておられたのだろうと思いますが、今いろいろとお話を聞かせていただきまして、大変勉強になったところであります。
 順次お尋ねをしてまいりたいと思いますが、まず佐藤先生にお尋ねをいたします。
 先生のお話を聞いておりますと、人口比率を基準にする、おおむね一対二に近づけるように努力をする、地方の行政区画その他の問題を考えていかなければならない、これが設置法に書いてあるところの基準でございますからそれでやったのだ、こんなお話でありますし、昭和五十一年以降この定数の問題につきましては長い歴史がございましたから、それの不平等の問題についていろい
ろお話があったところであります。
 大変詳しく御説明いただきまして本当にありがたいと思いますが、私は最後に先生がお話しになりました中で一つお尋ねをいたしたいのは、最高裁は一対三とまでは言わないけれども大体それに近いような判断をしてきている、長い歴史の上においてずっと変わってきたけれどもそういうふうな話になってきている、下級審の方はいろいろな意見があります、また東京高裁などは傍論という形でもって、一対二をやるべきだ、こういうふうな話をしておられる、そういったところまでお話がありました。
 そこで、一対二に近づけるべきであるというのが注目すべき点であって、最高裁の意見も変わってきておるし、先生御自身としても一対二に持っていくのがいいことだ、こういうふうな御発言があったように思っておるところであります。これは要するに、法律として違憲かどうかという問題の前に、定数の問題として、一対二という原則、これは法の前の平等におけるところの原則でありますから、国民の投票権の行使に当たっての原則としては、やはり一対二を超えないことというのが国民的に求められたところの原則だろう。これは学説もそうであるし、また法学者の方々もみんなそういうお気持ちを持っておられる。
 しかしながら、それとは、憲法解釈の問題とはちょっと違うところがあるんだ、こういうふうに私は実は理解したのです。もう少し先生のお話を詳しく読めばいいのかもしれませんが、その辺をもうちょっとお話を聞かせていただけるとありがたいな、こう思っているところでございますが、御説明賜われるでしょうか。

発言情報

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発言者: 林義郎

speaker_id: 33770

日付: 1994-11-01

院: 衆議院

会議名: 政治改革に関する調査特別委員会