宮本一三の発言 (予算委員会)

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○宮本委員 十八日にも、本当に人命救助のために自衛隊の方が動いていただいた数というのは、何とも残念ながら少ないように思います。これは確かに、今九千五百名動員されたというふうに報告がありましたけれども、なかなか到達できないということもわかります。大変な渋滞でしたし、私自身もその場で往生じました。それはわかるのでございますが、ヘリコプターという方法があったのじゃないか。そして私は、その点について疑問を持ったわけでございますが、実は二十六、二十七日と、本院の災害対策特別委員会の方から現地視察に、私も入れていただきまして参りましたときに、伊丹まで飛行機で行きまして、伊丹で自衛隊のヘリコプターをお借りして、そこから神戸の王子公園にあるグラウンドにおりました。この方法でなぜと思ったのですが、そのとき聞いたのは、自衛隊のヘリコプターが伊丹空港を使ったのはこの問題が起こって初めてですという話を伺いました。
 もう一つ、神戸市に自衛隊のヘリコプターが着いたのもこの災害が起こって初めてです、それまでに自衛隊のヘリコプターが神戸市内におりたことはございませんという話を伺いました。長官うなずいておられますから、それが事実かもしれぬと思います。これがもし、本当に事実だったものですから、大変なことなんですね。それは、ヘリコプター、どこでもいいじゃないかと言われても、それは実際におりるとなると、あんな大きなものですから大変なことでございましょう。それまでに何回も練習もしておかにゃいかない。そういう地方自治体との連携というものが非常によくできていなかったように私は思います。
 その点なんですけれども、これは考えてみますと、なぜこんなことになってしまったのか。これは総理、申しわけないのです、私の言葉から言うのはちょっと本当に失礼に当たるかもしれないけれども、このような事態のまま放置せざるを得なかったのは、総理に責任があるように思います。どういうことかといいますと、自衛隊が違憲だ、いいですか、自衛隊が違憲だということで……(発言する者あり) 古い話じゃないです。この間の話じゃないです。
 確かに、総理、表現は悪いかもしれませんが、そのような事態になってしまったのは、長年にわたって自衛隊をまま子扱いみたいにしてきた。憲法上認められぬ存在だ、自衛隊はあってはならない存在なんですよということを言い続けてきた。三十年、四十年言い続けてきた。だからこそ、地方自治体にしてもちゅうちょしました。自衛隊の方と一緒に野球をすることも何となく避けてきた、自衛隊との接触を極力避けるようにしてきた原因がそこにあったと私は思います。
 総理にお伺いします。去年の五月の話、十二日の本会議で、まだ野党時代の村山委員長が羽田総理に質問された一節、御記憶だと思いますけれども、こう言っておられます。「有事立法は、現在の国際関係からは到底考えられない我が国に対する急迫不正の侵略があった場合を無理に想定して、自衛隊出動などのために国民の権利を大幅に制限することが必要であると主張し、そのための法制をあらかじめ準備しようとするものと思われます。」と、有事法制について、そういうことを言っておられます。
 現在、この発言に関しまして、総理として、あれで正しいんだと思っておられますか、つまらぬことを言っちゃったなと思っておられますか、お答え願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 113205261X00619950201_055

発言者: 宮本一三

speaker_id: 18184

日付: 1995-02-01

院: 衆議院

会議名: 予算委員会