吹田愰の発言 (予算委員会)
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○吹田委員 そのことは、私が質問したときも、中曽根当時の総理もそう言いました。あなたと同じような答弁をしましたよ。しかし、検討するという言葉がついていただけ、あなたよりまだ進歩しておった。
私は、今このことについては、総理もおっしゃるようにいろいろな影響が出ることは知っていますよ。全然知らないで申し上げておるのではない。しかし、百年間、北海道あるいは東北地方、北陸地方、内陸部、きょうここにいらっしゃいますけれども、五十嵐さんのところもそうですけれども、あるいは田中眞紀子さんのところは新潟だし、それはもう随分と条件が、そういう面では積雪寒冷地帯であれだと思いますよ。
そういうことからしますと、公共事業だけで云々とは言いませんけれども、四月に始まって直ちに仕事に入れればいいのですけれども、なかなか実際問題、地方公共団体が工事を発注するのは六月ごろになっちゃうのですよ。そうして、もう既に十一月になりますと、これは官房長官一番御存じですけれども、もう仕事に入れない、雪で入れない。そういったことを考えますと、非常に短期間しかないのですよ。ところが、総理の地元なんかというのは三百六十五日やれるわけだ。そこで随分と大きな格差ができてくるのですよ。一年ではわずかですけれども、戦後五十年という半世紀にはこんな大きな格差になるのですよ、雇用問題を初めとして。
特に、今日ほど我が国が、公共事業というものによって地域の全体の格差をなくそうという景気対策問題を含めて考えた場合には、私は、暦年制にしますと、例えば暦年制にするとしますと、十一月、十二月に国会が開かれて予算が決まっていくという間は、これ、外では仕事できませんから、東北、北陸方面で、地方公共団体も。そうして一月、二月には、仕事ができない期間を新年度に入りましても室内で準備作業をする。三月に入れば一斉に屋外に出て現実の工事に入っていくということになってまいりますと、随分大きな格差が出るのですよ、これは。今の四月に始まるというのとは大きく違いますよ。
同時に、あの寒い冬に工事をやりますと随分と大きなミスが出てくるのですよ。コンクリートの問題なんかというのを、打ち込むのには、あの寒いときはとてもじゃありませんけれども大変な技術が要るんだというふうに私も現場で聞いております。
そういったこと等を考えてまいりますと、やはり私はこの際、会計年度というものも考えることができるものならば、時あたかも行政改革の時期でもあります。そういったことからいたしますと、私はこの暦年制というものを取り上げるのが適当ではないかなというふうに思っているのですよ。なお一層のこの格差というものと不公平さというものが地域によって出てくるのですね。出てくるのですよ。そういった点からあえて私はこのことを、今回二回目ですけれども、かつて中曽根総理に質問した、そして今村山総理にこれを投げかけておるわけですけれども、もう少し前向きな話を考えていただけませんか。
私は、ぜひこれは、かつてのことからいたしましても、私どもの山口県が若干なりとも影響があったんだということになれば、罪滅ぼしをしても、私は政治家としてこれは良心的に頑張っていかなきゃならぬ問題じゃないかと思うのですよ。そういう意味からまじめな話として実は申し上げておるわけでありまして、この古い制度の不合理性というものにつきまして総理から前向きの御答弁がいただきたいのですが、いかがでしょうか。