清水達雄の発言 (大蔵委員会)

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○清水達雄君 要するに、日本が非常に国際競争力を持って経常収支の黒字も出せるといったようなときに、やっぱりその経済力をどういうふうに使っていくか。そこで豊かないい国をつくっていくということが非常に大事なわけで、これはヨーロッパの国なんかを見ましても、経済が非常に隆盛なときに立派な町づくりをやった。それがいまだに何百年とたって残っているというふうなのが非常にあるわけです。やっぱり国が隆盛なときにいいものをつくったということがあるわけでございます。
 これはバブルのときもそうでございましたけれども、経常収支の黒字が、国内の社会資本投資であるとか住宅であるとか町づくりとか、実需といいますか実質経済の発展にうまくつながっていけば、これは日本国は立派な国になっていく。ところがこの間のバブルの場合には、その黒字によるいわば非常に膨大な金というふうなものが、国内の株式取引とか土地の取引とか、これは宅地造成をやるわけじゃなくて土地を取引するというそういう金に回された。これが私はバブルの原因だったと思うわけでございます。
   〔理事楢崎泰昌君退席、委員長着席〕
 今になって振り返ってみますと、確かにあのときはビルについて需要の予測が少し大き過ぎた。これは政府、国土庁なんかの責任がありますけれども、ビルラッシュというふうなことで、ビルはつくり過ぎたかなということはあります。しかし、社会資本や住宅とかというものについては非常に立ちおくれていて、何ぼでもやる余地はあるわけでございまして、こういうところにその金が向かっていったらバブルは趣きなかったんじゃないかというふうに思うんですが、これは金融の総本山である日銀と大蔵省、双方からその点についてお考えを伺いたいと思います。

発言情報

speech_id: 113214629X00419950310_021

発言者: 清水達雄

speaker_id: 3445

日付: 1995-03-10

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会