保利耕輔の発言 (予算委員会)
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○保利委員 ことしの三月に忌まわしい地下鉄サリン事件が起こりました。私も毎朝国会まで地下鉄で通っております身にしてみますれば他大事には思えない、そういうような忌まわしい事件があり、それをきっかけにして宗教法人問題の議論が始まったわけでございます。
法人がやはりある一定の利益を受けております以上、いろいろなことで多少の御協力をいただかなければならないのではないか、このように考えておりまして、我が党としてもこの宗教法人法の改正には前向きに取り組んでいきたい、こう考えております。
次に、村山政権、誕生いたしましてから一年三カ月余りになるわけでございますが、この村山政権のベースになっております政治的な考え方というのは、昨年の六月二十九日につくりました三党合意というのにあろうかと思います。この合意は、政治改革でありますとか行政改革でありますとか九項目にわたりましていろいろな政策マターを並べておりまして、これに基づいて政権が運営をされてきた、そして今日まで一年三カ月を経過しておる。
私は、この三党合意の中で特に別紙として掲げられている事項、これが非常にこの政権の特徴をあらわしているだろうと思います。つまり、民主的な手続によってすべて結論を出していく。政策調整会議というのを発足させまして、大変苦心をしながら政策調整をやっていく中で政権を守ってきたという感じがいたしてなりませんし、現実にそのとおりであります。
この別紙に掲げられた事項といいますのは、なぜ羽田内閣が二カ月で崩壊をしたのかという反省とつながっているような気がいたしてなりません。民主的な手続によって、自由な論議によって結論を出していく。まさに自由民主党、そういう党だろうと思いますけれども、この内閣の一つの特徴をあらわしておりますのはやはり政策調整会議で、いろんな方に御参加をいただいて、親調整会議の下に十九の調整会議を、省庁別調整会議を設けまして調整に当たってまいりました。
いろいろ検証をいたしてみますと、前の三党合意でやりました事項、百数十項目の政策が並べられておりますが、その三分の二は、これは仕上げました。そして、手をつけたものまで入れますと、実に八割以上のものが手がつけられておるという状態でございまして、政策調整によってこの連立政権がもってきたという感じを持っております。
ここまでは感想でありますが、新三党合意というのを新たにことしに入ってからつくりました。新三党合意というのは、前の三党合意の反省をし、そして、残ったものは何であるか、それをどうするか、そして新たに何をつけ加えるか、この三段構えになって新三党合意というのができておるわけでございますね。
それで、ひとつ御質問申し上げたいと思うのでございますが、これは今度自民党総裁におなりになられました橋本通産大臣に総裁としての御答弁もいただきたいと思うわけでございますけれども、我が党の支持者が我が党に期待しているものというのは、自民党らしさを出せということであります。私が選挙区に帰りましても、必ずこのことは言われるわけであります。
自民党らしさ、橋本自民党、これは、国民が描いている、あるいは我が党の支援者が描いているイメージというのは一定のイメージがあるんだろうと思うのですけれども、それとこの新三党合意あるいは旧三党合意、これとの間にちょっとジレンマのようなものを感ぜざるを得ない。つまり、連立政権ですから妥協もしていかなければならない。しかし、自民党らしさも出さなきゃいけない。ここのところをどういうふうに調整をしてお考えになっていらっしゃるか、橋本通産大臣に御答弁をいただきたいと思います。