古賀一成の発言 (逓信委員会)
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○古賀(一)委員 新進党の古賀一成でございます。
せんだっての代表質問で郵政三法の質問をさせていただきましたけれども、まだ納得がいかないといいますか、再度指摘を申し上げさせていただきたい、あるいは確認をしたい面を含めまして、質問をいたしたいと思います。
質問通告をいたしておりました問一、問二という順番と若干違う形になるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。
まず冒頭にお聞きしたいのは、今遠藤委員の方からも質問がございました国際ボランティア貯金の件でございます。
いわゆる災害という場面に限って国民は協力してくれるだろう、それは阪神大震災がはっきりと教えてくれた。あるいは、国民の皆さんに国際貢献をしてもいいという気持ちもあるということが国際ボランティア貯金でも立派に証明された。そういう二つの理由で、今回この災害ボランティア口座法といいますか、この制度に相なったと思うのですが、私は、趣旨は本当に立派なことだと思うし、賛意を大いに表するものであります。
また、今大臣からお話がございましたように、全国津々浦々にある郵便局、これを駆使して全国の善意を集めるのだ、我々はそれだけの実績とネットワークを持っておるのだ、これも非常にいいことだと私は思います。
ただ、それだけに、私は、制度の組み立て方というものにどうも疑問をまだぬぐえないという気がいたしまして、その点を冒頭にお聞きしたいわけであります。
つまり第一点は、この制度は、災害が発生したときに、東京で、つまり郵政省の貯金局で審議会に諮りながら交付をする。恐らく想像するに、災害が起これば非常災害対策本部が設置されて自動的にこの制度が発動するという仕組みになっております。そうしますと、現場で、救援活動とか、あそこの火がまだ燃えているとか、自衛隊が出動したとか、いわば場合によっては修羅場と言ってもいい状況が起こっているときに、ボランティア団体が、実はこういう制度があるからひとつ申請しようという話になってくると思うのですね。そうしますと、災害が長引いて二週間もしたころ、あそこはもらったけれどもうちのボランティア団体はどうしたんだ、おい事務局長と、まあ事務局長がボランティア団体にいるのかどうかわかりませんが、何とかしろとかいって、結局、もらう者ともらわざる者が区別されるのではないか。
それも、審議会という、委員の選任がどう行われるかまだ定かではありませんけれども、災害というのは極めて即地的、現場そのものが問題だ。しかもそれが修羅場の様相が続いておるかもしれない。そういうことから見ると、私はこういう、ばたばたと災害時に、下手したら早い者順で資金が交付されるかもしれないような制度ではなくて、むしろ国際ボランティア貯金のように、皆さん頑張ってくれと、あとは公正に、時間を置いてしっかり評価をして、公平に、年度末といいますか三月末に交付をする、そういう落ちついた制度の方がいいのではないかという感じが非常にしております。それが第一点でございます。
これは余計なお世話かもしれませんけれども、実際の運用ということから見て私は逆に、これはいい制度だよと思って郵政省がつくられたが、結果としては、一部のボランティア団体から、何で差別をしたかということにもなりかねない制度じゃないだろうか。
そういうことで、せっかくつくられるのであれば、今後伸びていく、評価される、あるいは本会議でも申し上げましたけれども、真に正しいボランティアをエンカレッジするという制度に育ててもらいたいと思うのです。
したがいまして、この点について私は一つ疑念を持っておりまして、この点、本会議でも申し上げましたけれども、どうお考えになるか、これは郵政当局の御判断をお聞かせ願いたいと存じます。