小島朋之の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)
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○参考人(小島朋之君) 立木さんのおっしゃるとおりだろうと思います。私は意見表明のところで二面性と申し上げましたが、まさに中国外交というのも二面性なんだろうと思います。
おっしゃるとおり、台湾問題への強硬な姿勢というのは、その背後にチベットの問題、新疆ウイグル自治区の問題、内モンゴルの問題、そして香港の問題、つまりここで妥協すればこういった今申し上げたような地域でのある種の独立性、そういうものを助長しかねない、そういう思惑が一つにはあり、いま一つは先ほどの話の中で申し上げたようなある意味での中国の歴史、伝統的な覇権主義的傾向というのもそこにあるだろうと思います。
しかし、他方で、まさに中国外交の二面性でありまして、今、立木委員がおっしゃられたとおり生産力が最優先である、こういう立場でいけば中国にとっては経済発展を最優先していかざるを得ない。もしそうであるとするならばある種の協調外交は進めていかざるを得ず、一九七八年末以来、中国というのはそうした協調外交の中である種の国際社会の一員としてのマナーといいますかルールというものも身につけつつある、そういう側面もあろうかと思います。その意味では依然として二本足路線と申しますか、その二本足路線をどううまくバランスをとっていけばいいのかということに依然としてある種の動揺というものをこれからも中国は持っていくだろうと思いますし、その意味で両様の対応を日本をひっくるめた国際社会が必要としているということであろうと思います。
ついでにもう一点だけ申し上げますと、食糧の輸入ということについては、昨年の段階で既に穀物輸入は二千万トンを超えております。