野沢太三の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)
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○野沢太三君 自民党の野沢でございます。
両先生、大変貴重なお話をありがとうございました。
まず最初に若林先生にお伺いいたしますが、中国は一つの中国、二つの制度というスローガンのもとにこれまで台湾を見てきたわけでございますが、五十年にわたる間、実効的な支配を北京が台湾に対してやっていないという中で台湾が今日の地位をつくってきたことを考えますと、一つの中国とは言いながら実際は二つの政府が続いてきて、今回の選挙で一層これが明確になったというふうに理解できるわけでございます。
そこで、将来仮に統一をするということになりますと、先生が今おっしゃいましたように、中国が台湾の現実をのみ込んでくれるという状況になることが条件になると御指摘をされております。そうすると、やはり中国の包容力といいましょうか、多様性を受け入れる条件が整ったときということになると、民主化が相当進まないと実現できないのではないかと思われるわけでございます。したがって、これは相当長期に取り組む課題のように考えますが、いかがでございましょうか。この点を一つお伺いします。
それからもう一点、佐藤先生にお伺いしたいんですが、伺いますと、中台両国ともに貿易の依存度とか投資の実績等から見ますると相互の存在というものが不可欠である、こう思われるわけでございます。そこで、政治では対立していても経済ではますます結びつきが強くなるようにうかがえるわけでございます。結びつく経済、離れる心という若林先生のお言葉がございましたが、心が離れても同居を続ける夫婦のような状況、いわば家庭内離婚という話もありますけれども、しかし最後はやはりおまえしかいないということで一緒に円満におさまるというのが我々から見ると望ましいように思うわけでございます。この点についての先生のお見通しをお伺いしたいと思います。