高野博師の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)
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○高野博師君 外務省の局長にお伺いいたしますが、この外務省がつくったペーパーの四ページ目の4の「コメ支援・洪水支援」の(3)ですが、ここで「なお、我が国による支援を一つの契機として、韓国からの支援が行われるに至り、また、このような日韓からの支援が行われた延長線上で、北朝鮮は洪水被害について国際社会に支援を要請するという流れになったとも考えられる。このように、我が国の支援は北朝鮮が国際社会に向けて開かれていくことを慫慂するという観点からも、一定の成果があった」のではないかなとさつき局長が言われましたので、あったのではないかなというぐらいの確信のないことでいいのかなというのと、ここの(3)の話はかなり政府に都合のいいようにだんだん解釈してきているなという私は印象を持っております。
韓国にしても、日本の援助、去年の五十万トンの援助については非常に困っていると、韓国からの援助の効果を薄めたというか、そういう批判もあり、反対もあったわけです。
それから、日韓の延長線上に国際機関の援助があったとは必ずしも言えない。日韓の援助の前に、もう国連関係機関は北朝鮮の食糧事情、洪水の被害等について別途調査を行った。したがって、必ずしもそうは言えないんじゃないかなという印象を持っております。これが一つの質問です。
もう一つ、突然北朝鮮が崩壊したときには当然難民の問題が起こるだろう、これが一番最大の問題だと思うんですが、この突然の崩壊はないとしても、平和的に統一がなった場合でも難民という問題は起こり得るのかどうか、私は起こり得るんではないかなとは見ているんですが、その辺どう外務省は見ておられるのか。
それからもう一つは、冷戦が終わった後、例えばキューバの場合も、これは時間の問題だ、こういうことをよく言われました。しかし、依然としてキューバのカストロ体制は続いている。食糧さえあれば、そしてリーダーが存在していれば体制というのは簡単には倒れない。
私は北朝鮮の体制が倒れればいいと言っているんではないんですが、軍の備蓄を依然としてまだ放出していないという情報と、それから経済的に非常に困っていながらGNPの二五%も軍事費に向けているという現実がある中で、人道的援助とはいいながら援助を続けることによって今の体制が続く。続くということは、核の問題あるいはミサイルの問題で脅威というか懸念がずっと続くことになりはしないかという意味で、きのうもちょっと委員会で言いましたけれども、援助にやはり条件をつけるべきではないかなと。軍の備蓄を全部放出しろ、それと軍事費をもっと削減しろというぐらいの条件をつけて、国際的な援助も含めて、日本の援助はやるべきではないかなと私は思っているんですが、その辺の見解を伺います。
最後に、防衛庁ですが、この防衛庁の分析あるいは情報についてはどこから情報を得ているのか。ミリタリーバランスとか国防省の情報等いろいろあると思うんですが、防衛庁独自にこういう情報を得る情報源を持っているのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。
以上です。