立木洋の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○立木洋君 お二人に、北朝鮮についての基本的な認識をお聞きしたいんです。具体例は幾つか挙げていただきましたけれども、基本的にどう北朝鮮を考えているのか、見ているのかという点についてお聞きしたいんです。
どうしてかといいますと、去る四月にクリントン大統領が来られまして共同宣言を発表しましたが、その共同記者会見の席上でクリントン大統領は、ロックステーツ、つまりならず者国家の脅威というものに言及されたんですね。それで、ペリー国防長官も、五月十三日のハーバードの大学での講演の中で、ソ連の核戦力を引き合いに出しながら、ならず者国家の脅威はこれ以上に怖いという表現をしております。
このならず者国家ということがアメリカで言い始められたのは、一九九三年九月、アメリカ戦力の見直しの後に使われ始めて、今日ならず者国家こそ世界の最大の脅威だということがしばしば強調されるようになりました。これはもう加藤さんも御承知のことだろうと思うんです。
それで、ならず者国家とはどこの国のことを指しているんだと。いろいろな文献を見てみますと、アメリカ側で出しているのは、アメリカによれば北朝鮮、リビア、イラク、イラン、これらの国を指しているということが明らかになったわけです。これは拡散対抗戦略の中でも明らかなように、いわゆる大量破壊兵器を所有しようとする疑惑でさえも、アメリカはそれを軍事的な攻撃で先制的に抑えるということも当然だという立場をとっているわけです。
私たちは、もちろんどのような国であれ核兵器や大量破壊兵器を所有するというふうなことについては反対ですし、またそういう疑いがあるからといって、それを軍事的な圧力によって抑え込むという覇権的な行為にも我々は同調しません。反対です。
そこで質問なんですが、加藤さんにお伺いしたいのは、このアメリカのロックステーツという脅威論について日本政府としてはどういう認識をお持ちなのかということを加藤さんにお聞きしたいんです。
それから小池さんに、朝鮮半島の有事という問題が今アメリカでもいろいろ言われています。きょうの午前中もここで議論されたわけですが、この朝鮮半島有事を想定したいわゆるガイドラインの見直しということは、アメリカのこういう認識と共通性があるのではないかというふうに考えられるんですが、今のこのガイドラインの見直しと朝鮮半島有事とのかかわりについてどういうふうな見解をお持ちなのか。
その後に、加藤さんに引き続いて、北朝鮮は日本にとって脅威があると、日本にとって脅威であると見ているのか脅威はないと見ているのか。脅威があると見るならばその根拠は何なのか、脅威がないといえばその根拠はどうしてなのか。そこらあたりのことをお二人にお尋ねしたいと思います。