中尾栄一の発言 (建設委員会)
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○国務大臣(中尾栄一君) 我が国の住宅、社会資本の整備水準は依然として立ちおくれておりまして、国民の公共事業に対する期待感は極めて大きいものがございますが、一方、近時、国民にとって真に必要な分野に十分な投資が行われていないのではないかとか、あるいはまた縦割り行政のもとで投資の重複を招いているのではないかとか、あるいはコストダウンに対する努力が足りないんじゃないのかなと、先生もその御指摘の一部を御披露されておりましたが、さまざまな指摘がなされておるわけでございます。
建設省におきましては、従来から公共工事の建設費の縮減に関する行動計画の策定並びに第三者の意見を反映した大規模公共事業の再評価システムの導入など、個別的な取り組みを行ってきておるところでございますが、私は、今後、住宅、社会資本整備を的確に推進するためには、こうした指摘を真摯に受けとめまして、そしてより総合的に公共事業のあり方というものを重視いたしまして、さらに見直すべきものは見直し、また効率的、効果的な事業の推進を図ることが現に必要ではないのかと考えておる次第でございます。
このため、今般、省内に公共事業の効率的・効果的実施についての検討委員会を設けまして、公共事業の重点化、効率化、透明化とでもいいましょうか、そういった課題について全省的に検討するように指示させていただいたものでございます。
本委員会におきましては、外部の有識者をお招きいたしまして、公共事業のあり方について幅広く御意見、御指摘をいただきたいと考えておりまして、これを踏まえて、当面、本年七月を目途に中間的に取りまとめを行わさせまして、そしてまた可能なものから平成九年度予算概算要求に反映することができればと、このように考えておる次第でございます。