白浜一良の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○白浜一良君 私は、平成会を代表して、平成八年度一般会計予算に対し、修正の動議を提出いたします。
その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。
次に、その修正する趣旨について申し上げます。
修正案は、本院における予算委員会審議を通じても依然として政府の住専処理スキームについての国民の理解が得られず、むしろ世論調査では九割の国民が反対していることを重く受けとめ、平成八年度一般会計予算に計上されている緊急金融安定化資金六千八百五十億円を削除するとともに、財政が一段と厳しい状況にあることから、財政再建に寄与するため予備費を一千億円削減しようとするものであります。
このうち、特に緊急金融安定化資金の全額を削除することを求める理由は次のとおりであります。
第一に、政府の処理スキームは、住専はもとより、その乱脈経営を放置した母体行・一般行及び系統金融と政府・与党での密室協議で決まったものであり、容認できません。
第二に、住専は預貯金を取り扱わない単なる民間会社であり、その経営が破綻した場合でもその処理のために税金を投入すべきではなく、会社更生法等の現行法の規定に基づき、公正透明なルールのもとに処理することが至極当然のことであります。
第三に、法的処理の方法としては、現行の会社更生法の適用により、管財人の強力な権限のもとに関係者間で解決するのが迅速かつ公正な処理であるということであります。
こうした理由のもとに、平成会は、政府の住専処理スキームに反対し、強く緊急金融安定化資金の予算削除を求めるものであります。
我々は、住専問題の解決については、自己責任、法治主義の大原則に基づいて、
第一に、管財人の業務を集中的かつ効率的に遂行するため、更生申し立て権を有するいわゆる日本版RTCとしての不良債権処理公社を設立し、不良債権の回収と責任の追及を徹底的に行い、その過程で明白となった犯罪行為については告発を義務づける。
第二に、こうした法的処理を行うためには、当面、預金保険機構並びに貯金保険機構による預貯金の完全な支払い保証を実施するとともに、そのための必要資金は政府保証を付して日銀が融資する。
第三に、内部留保に乏しい農林系統金融機関及びその傘下の系統組織の経営に配慮し、当面、農林中央金庫に対して政府保証を付した日銀特融を行うとともに、系統金融のあり方の見直しや系統組織の抜本的改革を進める。
以上の不良債権処理策が国民の納得し得る最善の策と確信するがゆえに、修正動議を提出した理由であり、それが私の趣旨説明でございます。(拍手)
—————————————