渡辺具能の発言 (石炭対策特別委員会)
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○渡辺(具)委員 自民党の渡辺具能でございます。きょうは、冒頭に質問の機会をいただきまして、ありがとうございました。また、先日は現地を訪ねる機会をいただき、生の声を聞くことができました。大変有意義でありました。関係各位に厚く御礼を申し上げる次第でございます。
さて、時代の流れとはいいながら、日本の復興を支え、日本の産業の象徴でもありました三井三池炭鉱が、いわば栄光と苦悩の百年余りの歴史に幕をおろすわけであります。閉山のやむなきに至りましたことに対しまして、まことに断腸の思いがあります。このたびは、三井三池鉱業の労使がこのつらい苦渋の選択をされた勇気に対しまして、まずもって敬意を表するものであります。かくなる事態に至りました以上は、関係者が最大限の努力を結集して、閉山処理が円滑に行われることを祈るものでございます。
この問題は、基本的には、私は企業責任の問題であるのではないかというふうに思います。労使が互いに誠意を持って交渉に当たられまして、解決に向かって努力されることを願うものであります。
特に、三井石炭鉱業及び三井鉱山の両社が、これまで日本経済、そしてこの三池地区に対しまして大いなる貢献をされてきたということに対しましては、敬意を惜しむものではありません。しかし、また一方では、この両社は、三池の資源と労力をもって三井グループは巨大な今日の繁栄を築いたということもまた紛れのない事実であります。したがって、この二つの会社におかれましては、強い当事者意識を持っていただいて、もっと重大かつ深刻に受けとめて、もっと悲痛な覚悟で取り組んでいただきたいと思うわけであります。三井グループにしても、関係者がこれだけ一生懸命努力をしょうじゃないかと言っているわけでありますから、今まさに三井の企業倫理が問われている、そういうことだと思うのです。総力を挙げてこの問題解決に当たっていただきたいとお願いする次第でございます。
私ども、これまでの感じでは、どうもそこにひたむきな気持ちがいま一つ感じられないといいますか、我々の見方が当たっていないならばこれは幸いなのですけれども、もう一つせっぱ詰まったものが伝わってこない、そういう気がいたすわけであります。当事者及びその周辺が必死の思いで頑張ってこそ周りもその気になるわけだと思います。
ついては、通産大臣にお伺いいたしますが、私が今申し上げさせていただいたことに対します御見解と、今申し上げた企業に対する強い働きかけといいますか指導といいますか、激励と言った方がいいかもしれませんが、そういう面の働きかけをしていただきたいと思うわけでありますが、いかがでしょうか。