相原力の発言 (運輸委員会)
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○政府委員(相原力君) お答え申し上げます。
先生御指摘のように、国際観光というのは、インバウンドとアウトバウンド、両方があって初めて十分な機能が発揮できるものというふうに認識しているところでございます。
御指摘のテン・ミリオン計画でございますが、昭和六十一年に策定いたしたわけでございます。当時の背景といたしましては、国民の所得水準も非常に急激に向上してきたと、それから特に当時円高が急速に進行しておりまして円高による海外旅行の割安感等の社会状況、それから先ほど先生からも御指摘ございましたように国際収支バランスの改善の問題、それからひいては国民の国際感覚の涵養、そういうような事柄を目的といたしまして五年間で日本人海外旅行者数を一千万人の水準に乗せるという計画が策定されたわけでございます。
当時はそういう背景で日本人の海外旅行者数を倍増するという計画であったわけでございますが、先ほど申し上げましたように、国際観光交流というのは、日本人海外旅行の振興だけではなくて、日本に来る外国人観光客の誘致の推進という双方向の交流が基本であろうというふうに考えているところでございます。そういう観点で、日本人海外旅行者数が一千万人達成しましたのが計画策定の四年後の平成二年でございますが、その段階で、双方向交流を一層推進する必要があるという観点から観光交流拡大計画というのを、これは平成三年度でございますが策定いたしました。
そういう意味で、インバウンドについて全然計画等を講じてこなかったということではなくて、平成三年度の段階で双方向交流の一層の促進の重要性という観点から双方向交流を目的とした観光交流拡大計画を策定して推進してきたところでございます。
しかしながら、特にインバウンド、日本に来る外国人海外旅行者の増加というのはなかなか思うようにふえてこなかった。特にここ数年横ばい状態でありまして、御指摘のように、世界的に見ても世界第三十一位という非常に低水準のまま推移した。そういうことから、今回改めて外客誘致を重点的に行うウエルカムプラン21を昨年策定いたしました。これに関連して、今回、特に外国人旅客に地方の方にも大勢行っていただこうというような観点からこの法律案を提出させていただいた、そういう経緯でございます。