緒方靖夫の発言 (建設委員会)
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、建築士法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。
今、政府は、建築審議会の答申を受けて、建築物単体に関する基準を性能基準に変更すること、建築物の確認・検査の一部を民間団体に委託することなどを検討し、来年の通常国会にも関係法律の改正案を提出することを予定しております。そうなれば、設計、施工、監理のあり方、建築士や建築事務所の業務や社会的役割に極めて大きな変化をもたらすことは明らかです。本改正案に盛り込まれている紛争処理体制についても、建築審議会の答申では今後長期的に検討する課題とされています。
そもそも建築士事務所は、設計・監理業を独立、専業に行っているものばかりではありません。そうした実態を無視して、特定の団体に建築事務所の指導、勧告等の権限を独占的に付与するのは、業界の健全な発展よりも無用の混乱を招くおそれがあります。
建築士事務所のあり方については、設計・監理のあり方、建築物の確認・検査のあり方について、消費者の意向も踏まえ、関連業界の中での十分検討を尽くした上で民主的に決めるべきものです。そうしたことを尽ぐさないまま特定の団体の要望を受けた法改正を性急に行うことには反対であることを表明して討論を終わります。