都築譲の発言 (行財政機構及び行政監察に関する調査会)
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○都築譲君 この行財政調査会、井上会長のもとに一年半前にスタートをいたしまして、そのときは大変時宜を得た調査会であるというふうに受けとめておったんですが、今、一年半たった時点で振り返ってみますと、先ほど会長がこれからの会の運営方法について加藤委員からの御指摘にお答えをして、今年中にとかあるいは今国会中にというのは、この一年半の間に非常に事態の進展が速かったから会長からそういうお言葉があったんではないのかなと、こう思います。
具体的に、例えば、既に一部の党から行政監視院法案といったものの提案が、我々の研究活動の成果を踏まえつつであろうと思いますけれども、出されている状況がございます。また、去年の厚生省のあの汚職事件につきましても、行政監察局が行った行政監察結果とその勧告といったものを適切に実施しておれば、実はああいう問題にならなかったのではないかと、こんな状況があるわけでございます。
ただ、この参議院は参議院としてまた参議院の制度改革ということで検討をされておられます。そのうち、実は幾つかもう既に実施に移そうという段階に至っているのが、例えば押しボタンとかそういった問題でございます。ただ、問題をさらに検討ということで先送りにされているのが委員会の編成の問題とか委員会の審議のあり方とか、あるいはさらに請願の処理の方式、こういった問題でございます。これについては去年出しましたこの中間報告の中でも行政監察の審議の問題、あるいは請願処理の問題といったものを議論してきたわけでございます。
私自身の考えを言わせていただければ、ぜひこの委員会審議のあり方をこの行財政調査会のもとで、行政監察の報告を必ず各委員会でしっかりとフォローするようなもの、あるいは請願処理についての対応といったものもしっかりとした仕組みをつくるということで、参議院の制度改革とあわせて進展するような取り組みが行われることを希望したいと思います。この時点に至っては、それが一番参議院としても独自の努力をしているということを外に対しても国民の皆さんに対しても示すことになるのではないのかなと、このように思います。
それから、行政監視院制度の問題につきましてはオンブズマン制度との関連もあるのかもしれませんけれども、この点については今までの議論を踏まえると、まだまだ検討を要する事項が多いだろうと。この報告の後半の方に、例えばパイロット的に設置をしてみるというふうなことも提案されておるわけでございまして、恒久的な機関として設置することについてどこまで妥当性があるのか、こういった問題についてはあくまでパイロット的な設置についての可能性というかフィージビリティーというか、そういったものの検討を、もし会としてまとまるのであれば、さらに進めていく必要があるのではないのかなと、こんなふうに私自身は考えております。