山口哲夫の発言 (行財政機構及び行政監察に関する調査会)

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○山口哲夫君 済みません。ちょっと中座させてもらいたいものですから、結論だけ意見として述べてまいりたいと思っております。
 行政機構の中にこういった監視機構があるから、それをもっと強化していかなければいけないのではないかという意見がありました。私は一理はあるかとは思いますけれども、結論からいえば反対です。
 それは、これまで随分立派な機構を持って、相当スタッフも抱えてやってきたと思います。それなりの成果を上げてきたとは思いますけれども、しかし根本的な、例えば官僚汚職の問題、これ一つとってみてもほとんど実現できなかっただろうと思うんです。閣議で決定して、そして行政機構の中に綱紀粛正のためのわざわざ立派な機構までつくって、そして各省庁が事務次官、官房長、そういう人たちをそこに据えてやったにもかかわらず、むしろその中から汚職が起きてくるという、そういうことを考えたときに、やっぱり行政内部だけの機構では国民の期待にこたえるような行政監視というものはなかなか難しい問題ではないだろうかと思います。これは、私ども自治体の中の経験でも言えることではないかなと思っております。
 そういうことからいえば、国会と行政というものは常に緊張関係を持たなければならないわけですから、そういう意味で、やはり国会がその役割を担っていくのが最もよろしいのではないだろうか。
 ただ、これまでの意見の中で、せっかく常任委員会があるのだから、その中でその役割を果たしていけという意見がありますけれども、しかしこれはなかなか難しい問題だろうと思います。これは委員会としても専門的にやっていかなければならないし、それなりのスタッフも擁しなければできないだろうと思います。
 そういう意味で、私はやっぱり国会の中に置くべきだ、特に参議院に置くべきだ。これは武見先生も今おっしゃった、全く賛成です。これは参議院改革、本当に真剣にやらなければならないだけに、私はまずこの問題を第一に取り上げて改革の役割を果たしていくべきではないだろうか、そんなふうに考えております。そのことを申し上げまして、中座させていただきます。

発言情報

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発言者: 山口哲夫

speaker_id: 29461

日付: 1997-01-28

院: 参議院

会議名: 行財政機構及び行政監察に関する調査会